INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

【再論】世の話題に合わせた、過去コンテンツ一部開放の手法。定着を望む

めでたい、嬉しい話題では全くないので、この話から紹介するのは何とも気が引けるが……この前、事件については追悼番組紹介の形で書いたばかりだし、申し訳ないが、主題は主題として書かせてもらう。

どう言う形でも、結果的にこれが目に触れる機会が少しでも増えれば、それはそれで有益だろうし。

comic-days.com
アフガニスタンなどで復興支援を続ける

NGO「ペシャワール会」の現地代表・中村哲医師が

12月4日に亡くなられました。


現在、コミックDAYSでは中村哲医師を描いた
アフガニスタンで起こったこと~不屈の医師 中村哲物語~ 前編』
(2003年週刊少年マガジン第24号に掲載)をお読みいただけます。
氏のご活動の一端を知るきっかけになればと思います。
comic-days.com

アフガン復興に尽くされた中村医師のご冥福を謹んでお祈りします。
講談社 コミックDAYSチーム

申しあげたいのは、この作品論ではない。

言いたいことは、こうやって出版社(他のメディアでもいいんだけど)が、ある事件が話題になったとき「過去にこういうコンテンツがありました」と、機動的に紹介する…とう手法のことだ。


その話は、もう既に書いている。
昨年2018年、クジラが海岸に漂着して話題になった時に、博物館を描く漫画「へんなものみっけ!」の、そうやって打ち上げられたクジラの死骸をいちど埋めて、標本にする…というエピソードが、臨時に公開されたとき、大いに感心して記事にしたのでした。
m-dojo.hatenadiary.com



漫画のテーマに直結する話題(クジラ漂着)がリアルに発生した時、ぱっと期間限定でそのエピソードを無料公開してPR!というのは実にどうも秀逸な戦略。
短編系でリアル寄りの作品だから可能だった話ではあるんだけど、なんというか、反射神経とセンスがすばらしいよね。
これは、ひとつのお手本として他社や他の編集部も参考にしてほしい一件でした。

へんなものみっけ! (1) (ビッグコミックス)

へんなものみっけ! (1) (ビッグコミックス)

  • 作者:早良 朋
  • 発売日: 2017/07/12
  • メディア: コミック



最近でも、最初に紹介した残念な事件とは別に、

とある漫画家と、超有名芸能人の結婚を受けて、こんな「緊急公開」がなされたわけだ。



こういうのを、どこが始めたのか、だれの発案だったのか…みたいなことも、いまのうちに調べて、確定させておけば一種の民俗学的にも有意義だと思うけど、それは任せる。


ただ、さらにいえば、そもそも、連載漫画の一話とかを、特別に無料公開する、どうかすると一巻まるごと、シリーズごと期間限定無料とかという手法って、そもそもネットが普及してから始まった話なわけだから、元来30年ほどの歴史も無い訳。ただし、「あるコンテンツの一部を無料公開したら、損するってことはなく、むしろ売り上げに火が付くメリットの方が多いみたいですよ?」というのは、おそらく業界の中では、ほぼ定着した、定説化したようですよね?
ソースは「重版出来!」と…うんフィクションだけどね。ただ勝手にリアリティを感じてるだけで。

もうひとつのソースは、プロ作家がわんさわんさと、第一話をtwitterで、しかもアマチュアがやってるみたいに「〇〇がXXXXで、□□する話」と連ツイまでして公開する風景。
あれ、効果がなきゃやらないよ。あるいは版元が止めるよ。


・・・・・・ではあるが、やはり逆にいえば、まだまだ新しい手法。できたばかりの戦略。
いろいろ内部的にそれをやるシステムが整備されていない、契約関係もそういうことをOKにする文面を入れてない、書き手が賛同しない……いろんなところが、いろんな形でやらない、ということもあるでしょうさ。それもまた仕方ない。

ただ、「そんな方法論をそもそも知らなかった、見たけど、リアルには認識、気にしてなかった」みたいなぼんやり層も、けっこうあるんじゃないか、とも思う。

そういうわけで、
【世間の話題の盛り上がりを受けて、過去の関連コンテンツを一時的に「お蔵出し」する。話題性でアクセスが多くなったり知名度があがるだけでも儲けもの。ひょっとしたら、倉庫の在庫が動くかも??】
という手法というか、「概念」があること。これを、出すメディアのほうではなく、受け取る側も、一種の概念として、ちょっと心においてほしい。
名前を付けるのも有効だろう。「トピック連動・コンテンツ公開ビジネス」とか……いや、もっと意識高い名称がほしいな。まあその命名はべっ甲眼鏡のなんとかプランナーに任せるとして(偏見)、とにかく、そういうのがあるんだよな、ということが、さらに定着し、いろんなところに広まってくれれば、と思うんです。


NHKのオンデマンドだって、新日本プロレスの「新日本プロレスワールド」だっていいんです。
何かが話題になったー、うちに関連コンテンツがあるぞ、じゃあ(一部)期間限定で、そのトピックに合わせて公開しよう!!とね。


個人ブログだって、過去の蓄積があれば、いまの話題に応じて過去の関連記事を紹介してほしいものです。

あ、それをうちはやってるほうだな、てかうるさいほどに(笑)

やっぱり、リンクひと張りがあれば、そこへ行ける。無かったら、行く行かないの前に、そもそもそういう記事が過去にあったかなんてわからない…(笑)

だからうるさくても、今後も個人的にはやっていく所存です。



2021年追記 たとえばtwitter上の有名人のひとことでも、こういうことは可能

nlab.itmedia.co.jp

新海誠「『ハンチョウ』大好きなんです」→『君の名は。』パロディ回が圧倒的感謝の無料公開 (1/2) - ねとらぼ

これは半分ネタみたいな一件だけど「世の中で話題」→「すかさず関連話を期間限定公開」は、かなり有効な商法だと思う(そんな話書いた <a href="https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/2019/12/09/040920" target="_blank" rel="noopener nofollow">https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/2019/12/09/040920</a>)/現場にその権限があることにも注目

2021/01/08 09:56
b.hatena.ne.jp