最新のアフタヌーンに載ってる、「もう、しませんから。 ~青雲立志編~」
西本英雄先生の漫画シリーズで、当初は体当たり体験企画ものだったけど、今では講談社系漫画の作者にインタビューし、その漫画をプレゼンするのが主流になっていて、そしてその手際が非常に優れている……という話は以前もかきました。
いやこのおかげで、未読だった作品を読み始めたこと何度もある。「進撃の巨人」も「メダリスト」も「スキップとローファー」も、ここで取り上げなかったら読んでなかったかも。
というか今や「西本のもうしま。に出てくるまで、新連載は放置していい」ぐらいに信頼してる。本末転倒か?
で、最新回は
「私たちは無痛恋愛がしたい」という作品の紹介。
現在は有料、数か月後には一定期間無料公開されるでしょう。
comic-days.com
作者は瀧波ユカリで、「臨死!江古田ちゃん」という作品があり……どちらも正直しりません。
ただ、こういうのを、皮膚感覚で感じているらしい。
そういえば先月の「もうしま」も関連してる作品っぽい
comic-days.com
たしか少し前に「少年ジャンプはフェミニズムの漫画を載せるべきだ」云々というのが話題になったんじゃなかったけ。それで…「そういう漫画を自分達でプロデュースして、人気になればいいじゃん」的な反応があったと……
ああ、これか。
少年マンガじゃないが、(「無痛恋愛」は 「&Sofa(アンドソファ)」で連載中 らしい https://andsofa.com/ )こういう感じで「フェミニズムは売れ筋」という肌感覚みたいなのが、講談社の編集部なども含めて共有されているかもしれない。
そもそも例の「ポリコレと云うなかれ」…じゃないや「ミステリと云うなかれ」は均すと1巻100万部以上の眼がヒット作品でドラマも好評ではないか。
もともとフェミニズム言説には「スカッとJAPAN」系の爽快さもある、とはつとに言われるところでもあり、要は「白い猫でも黒い猫でも、ネズミをとる猫はいい猫だ」である。
フェミニズムをテーマに面白い作品ができればいいし
フェミニズムを真っ向無視するような作劇で面白ければそれはそれでよろし。
こういうものが商業的な結果を積んでいけばグルメ漫画や異世界もの的に「一雑誌にひとつ」フェミニズム漫画がある、なんて世界線も生まれましょう。