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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

改元直前&邪馬台国報道を受け「正一位 蛙大明神」を祀る日(4/27)医学と科学に感謝を。

こんな報道が一部で話題に。
www3.nhk.or.jp

そうか…蛙を祭祀に、ね。
そこで、1日早いのだが、準備や心構えをするにはそのほうがむしろ良かろう。


m-dojo.hatenadiary.com
の話を、そのまま再掲載しよう(だから日時に関する記述は、当時のものです。)

幼い昭和天皇がカエルに「正一位蛙大明神」の神号を与えた話はやっぱりすごい


http://www.429jp.info/about_429/
4月29日は、もともと昭和の時代に「天皇誕生日」という祝日だったというのをご存知の方も多いと思います。それが、昭和64年(1989)1月7日に昭和天皇崩御されたことを受けて年号が平成に改まり、「天皇誕生日」も平成元年(1989)から「みどりの日」となりました。しかし、多くの国民の要望を受けて、平成17年に国会で「国民の祝日に関する法律」(祝日法)が改正。平成19年(2007)より「昭和の日」とすることになったのです。1年に一度廻ってくるこの日に、昭和天皇とともにあった昭和の時代を改めて見つめ直してみましょう。


さて、昨年末の話ですが…
自分が何の気なしに速攻でランク付けしたこの話題に、多くのブクマをいただいたことがあった。

2014年『SFだ』と思った、SF的想像力が刺激された事件ベスト10 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141222/p5

これの4位に自分は『「昭和天皇実録」完成』をいれ、「これ、あとで一部を抜き出して書きたいことがある。」と述べた。

昭和天皇実録 第一

昭和天皇実録 第一

昭和天皇実録 第二

昭和天皇実録 第二

なぜ、「SFを感じた」ランキングにこれが入ったのか?実はこれ、たったひとつのエピソードによるランクインだったのです。

カエルの解剖
http://www.sankei.com/life/news/140909/lif1409090064-n1.html
 学習院初等学科の5年生になったばかりのころ、授業でカエルの解剖を行った。よほど興味を覚えたのか、帰宅してから再びカエルを解剖。観察後はカエルの死骸を庭に埋め、「正一位蛙大明神」の称号を与えた。(同年4月27日)

これを、こういう視点で評したまとめがある。

昭和天皇のほのぼのした少年時代に不謹慎ながら萌える - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2141024701997841901

なるほど、たしかに比較的平和だった時代の、幼少時の昭和天皇のエピソードを、そのままほのぼのなエピソードにすればパレス・メイヂ的な作品にもなるかもしれない。

けっこう昭和帝は、初期のアルスラーンに似た「やさしいけど繊細すぎて、武人としての頼もしさがない」感じが似てないでもない。

「その後リアルに王都炎上だよ!」とかいうな。さすがに発想が不謹慎すぎる。


しかし!!
自分にとっては萌えるだなんだの話じゃない。これ、戦慄すべきところだよ!!
すめらみことは、神を作る(任命する)側なのだ…!!!


「神になるもの ならぬもの そのまた神を 創る人」。


いや、こどものたわいないごっこ遊び、ままごとのたぐい、と考えばそれでいいのかもしれない。
しかし……いややっぱり、「推測」するとのちに海洋生物学者ともしても名をなし、部屋にチャールズ・ダーウィンの胸像を飾った科学者天皇は、それと同時に極めてナチュラルに、「自分は、神を作る力がある」という意識、感覚を身につけていたのではないだろうか……と思ったのである。




良くも悪くも、というか良くもだが、おそらく今上には、こういう面での「皮膚感覚」はないのだろう、と思う。
まだアフリカに、アジアにこういう神聖王はわずかながらいるかと思う…だが、減り続けていることは事実だ。1901年、20世紀に生を受け、1989年になくなった近代国家の象徴が、そういう神聖王でもあった…そんなところで、不謹慎ながら「SF感」を勝手に感じて、上のランキングに入れた次第。



本当に「正一位 蛙大明神」という称号はあるのか?あるに決まっている、神社本庁ごときと先帝、どっちが上だ??


皇居の中に、どこかに「正一位 蛙大明神」を祀る祠があってもいい、というかあってもなくても「蛙大明神」はすでに先帝が称号をおあたえになった以上、存在するのである。たぶん医学、科学の神

ちなみに正一位はすごい位でして、キツネと同格。植物(イチイの木=名前そのまんま。異説も色々だが)と同格。



ぞうよりはるかに偉い。ぞうは従四位ですからね。

江戸時代、従四位を得た象がいた
2013年7月17日 23:41
http://ichigaku-rakukou.net/nihonshi/1014/
名将軍として知られる徳川吉宗たっての願いにより、1728(享保13)年6月、ベトナムより雌雄2頭の象が長崎に到着した。雌は間もなく死亡。その後、雄の象が江戸まで連れて来られることになる。この噂を聞きつけた時の天皇が象を見ることを望んだが、当時、しかるべき位がなければ参内は許されない。そこで急遽、象に従四位が与えられた。当時は大名の多くが従五位だったというから、すごい出世である。その後、天皇に続き、吉宗との“面会”を果たした後、象は江戸で飼われた。エサとして徳用米、餡なし饅頭、ダイダイなどが与えられたという。象は後に源助という農民に払い下げられた。源助は象の糞から作った象酪という商品を疱瘡に効くと称して売ったというが、売れ行きについてはよくわからない。

というか上の話はみなもと太郎風雲児たち」で岩倉具視が登場した回において、そのままネタになっているな。いかに岩倉家が「下級貴族」かという話で、さらにいえばそれゆえにほとんどヤクザみたいなことで生計を立てたため、岩倉具視は「鉄火場のクソ度胸」を持ち合わせるようになった、と。
「幕末篇」では、この岩倉=ほとんどヤクザ(悪知恵も度胸も)という史観が、非常に重要な役割を果たしている。



話を戻して……
この神号授与は、皇太子になる少し前か…当時の昭和帝がひとこといえば、それで蛙は神になるのである。
おお、その日付はおととい、4月27日であったことよ。
これはうかつだった。
今後、この日を蛙大明神の日として祝わねば。




これは一方で哲学的、神学的な問題でもある。

http://yellow.ribbon.to/~joke/doctor.html
精神病院でのひとコマ

ある患者が大声で「俺はナポレオンだ!」と叫んでいる。
看護婦があわてて主治医を呼んだ。
駆けつけた主治医が訊ねた。「いつからあなたはナポレオンになったのですか?」
するとその患者は言った。「今朝からだ。夢の中に神様が現れて『お前はナポレオンだ』と仰ったんだ」
それを聞いていた同室の患者が言った。「俺はそんなことを言った覚えはないぞ!!」





だれが決めるのか。叙任権、聖書解釈権、それらをめぐる攻防であります。紫の衣をだれが授けるか。
あるいは、この吉田神道の悪辣っぷり(笑)

吉田神道の「ご神体の霊言」(笑)…「霊が、引っ越してきたよと言ったんだもん!」と言い張りゃ、言ったもん勝ちかも。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140814/p4

吉田神道の四百年 神と葵の近世史 (講談社選書メチエ)

吉田神道の四百年 神と葵の近世史 (講談社選書メチエ)

この人、社会と人心の荒廃に嫌気のさした伊勢のご神体が「神宮を抜け出して吉田神社の斎場所に飛び移ってきた」と称し、伊勢の権威を奪い取ってしまう。また神道界のトップ神祇(じんぎ)伯・白川家と同等の肩書を創設し、神位・神職の位階を授与する権限を掌握する。 仕上げに、吉田神道は死んだ家康を神に格上げする寸前まで行く
荒俣宏評より)


昭和帝の与えた称号は、神社本庁が定めたあれやこれやの上にあるのか?下にあるのか?
渋川剛毅がオリバに与えた黒帯は、オフィシャルな黒帯より上か下か、的なものでもある。
(なんだこの、一部にしか通用しない比喩は)