小学館『ビッグコミックオリジナル』9号が4月20日(木)発売。
— びいどろ書房 新刊マンガなどを紹介 (@biidoro_) 2017年4月5日
半藤一利/作 志波秀宇/監修 永福一成/脚本 能條純一/画「昭和天皇物語」が連載開始。
半藤一利「昭和史」を原作に、昭和天皇・裕仁の凄絶な生涯の視点から、若き青年君主の波乱に満ちた青春を描く。 pic.twitter.com/b6CezTkhow
彼の人を真正面から描く。
— びいどろ書房 新刊マンガなどを紹介 (@biidoro_) 2017年4月5日
これは即ち、あなたの歴史、あなたの現在を描くことに他ならない。
真正面とは、あらゆる角度からの真正面だ。
何に笑い、何に泣き、何に苦しみ、何に怒り震えたのか。
若き青年君主の人生に震えろ。
能條淳一「昭和天皇物語」と伊藤潤二「人間失格」の並びのインパクト。『ビッグコミックオリジナル』で新連載。 pic.twitter.com/YCjw7lVVVq
— ちこまる (@chico_maru) 2017年4月4日
別に作画者が作画者だからといって、マッカーサーと聖上が卓をお囲みあそばさるわけではない。
そりゃ「ムダヅモ」のほうだ(笑)…いや、あっちだってそんなのやってないよ!!
実はニッチ的な出版物では、皇室ものの一環として皇族を漫画で描く、というのは決してないわけではなかった。
ただし、これほどメジャーな媒体で堂々と描かれるというのは、やはり1989年に昭和が終わってから約30年(平成29年だから当たり前だ。そういえば、以前twitterで「昭和天皇ももう少し長生きされれば平成の世を見られたのに」という秀逸なジョークを読んだ)、時の流れがタブーであったものをタブーとしなくなる、という実例として見ている。
また、そもそも数年前だったか10年ほど前だったか、小林よしのり氏の
- 作者:小林 よしのり
- 発売日: 2010/03/01
- メディア: 単行本
ただ昭和天皇を漫画化、映像化するということ自体のタブーは払しょくされつつあっても、描き方、描写にはいまだにタブーが残っている部分もある。
原作が「半藤一利」氏の「昭和史」だという。脚本の人は良く知らない。
自分は、「秩父宮との関係」がどう描かれるのかに注目している。実は以前から
「この兄弟の関係は興味深い。直に描くのは難しいから、換骨奪胎して異世界(中世風)の王子二人、長じては王と王弟の物語として描けないか?」
と夢想したことがあったのでした。
そういう舞台を借りるのではなく、ストレートな「昭和天皇伝」としては、どう描かれるか。
また、なんだかんだといって、アナクロな皇室尊崇者が「こんなポンチ絵で畏れ多くも昭和天皇(直立不動、直れ)をおかきになられるとは不敬ぢゃ」的な反応を見せることも皆無ではなかろう。
あとな、このまとめにでてくる「昭和の御世」に、細野不二彦が攻めに攻めまくった作品があることも参考までに。
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