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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

アマの手作り災害情報告知アカウントが、どこよりも早い奇跡― 「特務機関NERV」の秘密が語られた。




https://dot.asahi.com/aera/2018080800079.html


…「特務機関NERV」は、地震などの災害情報のほか、気象警報、電車遅延や停電といった生活情報などを速報でツイートする。内容の豊富さもさることながら、特筆すべきはそのスピードだ。例えば6月18日朝に発生した大阪北部地震。特務機関NERVは、7時58分の発生に前後して緊急地震速報と第1報をツイート。震源の深さや予想される最大震度などを次々と発信しながら、同時に「エレベーターに閉じ込められた場合」「ガスメーターの復帰方法」といった情報もツイートした。発生から2分後の8時ちょうどには「大阪北部:震度6弱」をはじめとする各地の震度も伝えている。ちなみに、日本気象協会地震速報アカウント「tenki.jp地震情報」が第1報をツイートしたのは8時1分、NHKニュースの速報配信は8時2分だった。


たいへん、面白い記事だった。
わたしも東日本大震災をきっかけにフォローしたと思うのだが、やっぱりふつうに「なんでこんなに早いんだろう、情報が?」と思ってきた。
実はこういうことだったのね。

■速さの秘訣は専用線と独自のプログラミング

 震災以降、より早く、多様な情報をツイートするためにNERVのプログラムは改良が重ねられてきた。

 情報収集は石森さんが経営する会社・ゲヒルンが担う。ゲヒルンは、テレビ局などと同様に気象庁専用線を敷いており、気象庁地震速報や気象警報などを発信すると、それをダイレクトに受け取れる。気象庁が発表した情報をゲヒルンが受信し、NERVがツイートするまでにかかる時間は約1秒。テキストは当然自動で生成されるが、情報の種類や規模によってさまざまなパターンがある。例えば巨大地震が起こった場合、受信する情報の第1報で推定震度がわかっても、確実性を期するために「今後の情報に注意してください」などとツイートする。複数ある地震計のうちのひとつだけが作動しているなど、誤作動と思われる情報は排除する仕組みも組み込んだ。

 気象庁の情報以外に、Lアラートなども受信し、ツイートしているが仕組みは同様だ。


なるほどITセキュリティ会社の経営者が個人としてやっていて、専用回線を使っているのか、そりゃ早くて当然だ……とはならんわな!!
何しろ、その後親方日の丸も大手メディアも次々にtwitterアカウントを開設しているのだ。しかし、それらを向こうに回して、なお未だに災害情報の速報のスピードという点で、王者に君臨しているのだ。SNSの黎明期のお伽話としても、ちょっとすごいことでありますよ。
そして

「すでに取り組みをはじめていますが、東京オリンピックまでには英語や中国語でも同じように発信できる仕組みをつくりたい。詳細はまだ秘密ですが、もっと早く情報を届けられる方法も考えています」

というのもさらにスゴイ!!
そしてそして

著作権を侵害している」という批判も寄せられたことから、エヴァンゲリオン版権元にもNERVアカウントと併せて使用の許可を求めている。

「非営利であり、社会的に意義のある活動ということでOKしました」(エヴァンゲリオンシリーズの著作権を管理するグラウンドワークスの神村靖宏社長)

というのが、実に粋であることよ。

そんな情報もふくめて非常に面白い記事でした。
twitterですでにツイートして、上にも埋め込んである一文だが、称賛を繰り返させてもらおう。

『これは「あのネルフに、なんであんなに速報が早いのか聞いてみよう」と思ったAERAがすごい。こういうことは本来「ねとらぼ」がやるべきだったが、遅れをとったな(笑)』