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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「ネットの小説投稿サイトの歴史」について、コメント欄でご教示いただいた。

この前

小説家になろうとかpixvとか「投稿場所設置ビジネス」の詳細を知りたい。今の大手が天下を取った理由や、これからの逆転劇はあるのか…など -http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20180508/p1

という話を書きました。
どうも、いまトップランナーははぶりが非常にいいように見える、小説なりイラストなりの「投稿サイト」、いまトップなところはどうしてその地位をつかんだのか、そもそもどうやって登場したものか……そんなことを知りたいと、記事を書いたうえで呼び掛けたら、下のような文章をコメント欄に投稿していただきました。
同記事の末尾にも転載したけど、こちらにも合わせて採録させてもらいます。


ykk 2018/05/09 14:16
間違いが多々あると思いますが私の私見を書かせていただきます
ネット小説界の流れは個人HP→投稿掲示板→小説家になろうというふうに推移していったと思います
個人が自分のHPに小説を載せるようになってからしばらくしてそれらの個人HPを検索できるサイト「楽園」が出来てネット小説が探しやすくなりネット小説人口が増えました
しばらくすると個人HPは自分でサイト運営をするのが大変なので他の人のHPに投稿するという文化も生まれました
そのなかでArcadiaという個人が運営するHPが頭ひとつ抜け出て2009年には一日のユニークPV15万にまでなりました
ここは個人が運営する自分の小説を載せたり他のネット小説読者との交流のための掲示板があるHPだったのですが
そこにあった投稿掲示板に小説を投稿するスタイルがいちいち自分でHPを作らないで小説を投稿できる場として上手くハマり2万作以上の小説が投稿されるようになりました
その中にはオーバーロードダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
アクセルワールド・GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり幼女戦記などといった書籍化された作品もあるほどでした
しかしArcadiaは個人が趣味でやっていることもあり管理人が多忙で手が回らなくなったり読み手の感想がキツすぎて気軽に投稿できなくなったり掲示板方式なので小説として読みにくかったりといった不満も出てきていました
その頃に現れたのが小説家になろうです
小説家になろうも個人でやっていたけどその後本腰を入れて何回もリニューアルを行い読みやすく書きやすく使いやすくなっていきました
好きな作品をブックマークしたりその日更新されたかどうかがわかったり作者の他の作品が一覧で見れたりと言ったユーザーフレンドリーな小説投稿サイトは当時他になかったと思うので人がそっちに流れるのも当然だとおもいます
長々と書きましたがこれが私の感じたネット小説界隈の流れです
複雑になるので省きましたがネット小説の歴史を考えるときにはオリジナル小説とファンフィクションという視点もいるのかもしれないと思います
Arcadiaも元々ファンフィクションメインです
小説家になろうは健全になるためにファンフィクションを切りましたがいわゆる「なろう小説」というものはファンフィクションの延長線上にあるのではないかと私は考えています

さらにコメント

id:timetrain 2018/05/10 09:51
本流から外れたところで二次創作の小説を書いていた人間ですが、ykkさんのコメントは大変完結によくまとまっていると感じます。

詳しく描かれた考察として
https://ncode.syosetu.com/n8479er/
「なろう批判を批判する!  〜昨今のなろう批判ブームに対し、背景を大して知らねーで語ってんじゃねーよ!!と思った古参が、新参向けに、なろうが勝者になった理由と歴史を書きなぐる話〜」
が先日話題になりました。男性向けの話に偏っているとの批判はありますが、参考になるかと思われます。