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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「武闘派前国王と外国侵入で荒廃の祖国を救う為、優しい王太子が立ち上がる」「アルスラーン戦記の話?」「現在のリビア」

昨年12月の、この中東情勢解説ブログ読んでみ?脳内にこのイメージを浮かべて(笑)

http://blog.canpan.info/jig/daily/201712/19
来年2018年には、リビアで大統領選挙が、予定されているが、その選挙にカダフィ大佐の次男サイフルイスラームが、立候補の意思を固めた。これはエジプシャン・トデイにサイフルイスラームのスポ−クスマンである、バーシム・アルハーシミ・ソイルが明らかにしたものだ。またロシアのマスコミも、このことを伝えている。

バーシム・アルハーシミ・ソイルは正式には、カダフィファミリーのスポークスマンだ。サイフルイスラームは彼を通じて、リビアの治安を確立し、安定を実現させる、と語っている。またリビアの地域対立を解消し、各派を統一させる、とも語っている。

サイフリイスラームは2011年の革命時、カダフィ大佐を擁護したことから、ICCによって逮捕が宣告されていた。加えて、当時のトリポリ政府もサイフルイスラームの逮捕と、裁判を予定していた。

しかし、ズインタンの部族ミリシアが、彼を逮捕し匿っていたことから、サイフルイスラームに対する裁判は、今日まで実現しなかった。そしてその後、リビア東部政府議会が彼に対して、人道的見地から無罪を決定し、以来、サイフルイスラームリビア東部に、移り住んでいる。もちろん安全のために、彼の居場所はいまだに、明かされていない

ここで問題になるのは、リビア東部政府のハフタル将軍も、来年の大統領選挙には立候補する、と言い出していることだ。ハフタル将軍は元々は、カダフィ大佐の部下であったが、チャド戦争の司令官として派兵された。

その後アメリカのCIAに救われ、チャドからアメリカに移り住んでいた。この経緯が彼のリビア国内における、人望をいまひとつ、高めていないのかもしれない。つまり、彼に対してリビア国民は、アメリカの傀儡という疑問を、抱いているのではないか、ということだ。

それが2011年に、リビアで革命闘争が始まったため、彼は帰国したということだった。さて、ハフタル将軍はサイフルイスラームと、選挙で争うのであろうか。あるいは、あくまでもリビア西部政府の、セラジ首相を抑え込むための、当て馬であろうか。

今の段階では何とも判断が付け難い。サイフルイスラームリビアの最大部族を、支持者に付けたことで、今回の立候補を決断したと言われている。リビアの国内では混乱が続き、疲弊した国民がカダフィ時代を、懐かしむ傾向が、強なっている。そのために、今では、カダフィ派集団が存在しているほどだ。もちろん、彼らは選挙になり、サイフルイスラームが立候補すれば、彼を支援することであろう。

サイフルイスラームは2メートルを超える大男であり、穏やかな表情と理知的であり、公平公正を重んじて、父親カダフィ大佐とも何度となく対立し、カダフィ大佐を説得してきている人物であり、そのことはリビア人の間では、広く知られている。彼の選挙での勝利の可能性は、決して希薄ではあるまい

うそのような
ほんとの話。

人呼んで(呼んでねぇけど)「リビアアルスラーン」ことサイフルイスラームの運命やいかに?