http://www.kanken.or.jp/kanji2017/
にありますように、「今年の漢字」がことしも発表された。
毎回、ニュースでも取り上げられる。
【速報】今年の漢字「北」に決定https://t.co/exHMVDwg38
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) 2017年12月12日
日本漢字能力検定協会によって毎年発表されている、一年を振り返り世相を表す #今年の漢字 に「#北」が選ばれた。 pic.twitter.com/0S71MrvCVz
「賞」としては順調なご出世で、慶賀のいたりだ。
で、当方も恒例で、過去記事にリンクを張ります。
「今年の漢字」の主催者が行う「漢字検定」はアホだと高島俊男が斬る(笑) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20121211/p2
漢字検定はただのパズルである。それも実用的学術的意味があるかのようによそおっているだけにタチのわるいパズルである。
こんなパズルを文部科学省が、何か学術的意義があるかと思って社会にむかって推薦しているのだとすれば、その見識が問われる。
さいわい主催者の協会がぼろもうけした金を何かウサンくさい方面に使って問題になっているという(※この文章は2009年4月に書かれた)。文部科学省はこれを機に、推薦をとりやめるのが至当であろう。こんなバカな検定試験を受けて、「まさに」は漢字で「方に」と書くのが高級なんだと思い込んで(略)書いたらバカじゃなかろかと人に笑われるだけだよ。
つくづく感じるのは、漢字検定の問題の作者には、言葉のレベルの感覚がまるでないことである。
「諱」ということばの意味を知らないでこの字を問題として出しているのだからお話にならぬ。(略)とにかく出題者として無知の極み、救いようがない。
あきれかえるほどのひどい問題ぞろいで、問題を作った人の程度がよくわかる。ついでに、こんな愚問ぞろいの検定試験を受けてできたのできなかったのと一喜一憂している人の程度の低さもわかる。
詳しくはリンク先へ。
元はこの本
- 作者: 高島俊男
- 出版社/メーカー: 連合出版
- 発売日: 2010/05
- メディア: 単行本
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を参照のこと。
追記 こんな議論もあった(盛田隆二氏)
今年の漢字一文字「北」 京都・清水寺https://t.co/nEpW7gn7VC
— 盛田隆二『焼け跡のハイヒール』祥伝社 (@product1954) 2017年12月12日
J-NSC自民ネトサポの一斉応募が奏功したんだろう。
これで安倍政権はますます「北の脅威」を喧伝する。
ったくな。忖度の「忖」の一字で決まりと思ったが。
もともとたわいない権威も無い賞だから気にすることもないと思うのですが、今回の結果に対し
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2017年12月13日
『J-NSC自民ネトサポの一斉応募が奏功したんだろう。』
みたいな雑な陰謀論は、書き手の方の、ほかの言論の信用性をも失わせますよ。
(※明確な根拠などあるなら、お示しください)https://t.co/xHKhAYsdRy