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世界で初めてウナギの産卵場所を発見した東大大気海洋研究所の塚本勝巳教授著「世界で一番詳しいウナギの話」を読んでるが、「はじめに」読んだだけでもうこの本絶対に面白いと確信した。 pic.twitter.com/FX555Tl79W
— Nirone (@Via_Nirone7) 2017年11月4日
タイトル通り、多分この研究室が世界一ウナギに詳しいだろうなというのは読めば想像つくのだが、面白いのはこの方、別にウナギに興味があるわけじゃなく、生物の回遊を研究してたらウナギにたどり着き、回遊研究の結果産卵場所を発見してる。だからウナギ漁業なんて正直彼にとってはどうでもいい点。
— Nirone (@Via_Nirone7) 2017年11月4日
https://twitter.com/Via_Nirone7/status/926771433442762752
たしかにウナギの産卵場解明という世界的発見をした後、そういう質問をされたら、塚本勝巳教授もこんなふうにキレていいと思う。
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40年間、太平洋でウナギを追い続けたウナギ博士。その研究の集大成! !
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ただし、「人の役に立たない技術には意味がない」の思想は墨子の昔から……
公輸子削竹木以為鵲,成而飛之,三日不下,公輸子自以為至巧。子墨子謂公輸子曰:“子之為鵲也,不如匠之為車轄。須臾劉三寸之木,而任五十石之重。故所為功,利於人謂之巧,不利於人謂之拙。”(魯問21)
(現代語訳)
公輸子は竹木を加工して鵲(かささぎ、人工飛行物でしょう)を作った。空を飛び続け三日間降りてこなかった、公輸は自賛したが、子墨子がいった「公輸先生の鵲は車のくさびにも及ばない。車作りはあっという間に三寸の木でくさびを作り五十石の重さに耐える。功績とは、実際に役立ってこそ巧みなのであって、役にも立たないものは拙という」。
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墨子の教えはシンプルで、また平和主義的な思想は古代はいざ知らず、近代的な考え方にマッチしてるような気がするが…その一方ではっきりと弱点もあり、しかもその弱点は強さや魅力と完全に表裏一体で分離不可能なもののように見える。三日間飛び続ける竹製の模型飛行機を作った技術者に「重いものを支えることもできない模型飛行機なぞ何の役にも立つまい」と言ったこの説話も…(しかも墨子自身は、この技術者と攻城兵器のシミュレーションをして防御側で勝利するほどのエンジニアなのだ)