ことの発端はこちら。
「『サンキュー』とか言っちゃう」「ペットボトルが映り込む」「第一次大戦中なのに『第一次』」時代劇ならではのさまざまなミス - Togetterまとめ https://togetter.com/li/1150429
ミスのことも、逆にくだけた設定にすることで敷居を低くしたり「ああ、現代のことを風刺してるんだな」と気づかせる意図的なものもあったりするのだろうけれども。
で、このまとめを受けた、人呼んで(俺が呼んでるだけ)「初出探偵」のカスガ氏のツイートをば。
その時代に無いはずの事物が出てくるミスなんて、ホメロスやシェイクスピアや旧約聖書ですらやらかしてるんだから、こまけーこたーいーんだよ。「「『サンキュー』とか言っちゃう」「ペットボトルが映り込む」「第一次大戦中なの..」https://t.co/ae04hk58lx
— カスガ (@kasuga391) 2017年9月14日
旧約聖書サムエル記上でゴリアテは青銅の小札よろいと青銅のすね当てを着ていたと書かれているが、これは紀元前6世紀頃のギリシャ兵士の武装で、紀元前10世紀のパレスチナのものではない。
— カスガ (@kasuga391) 2017年9月14日
『イーリアス』ではパトロクロスの葬儀で遺骸を薪を積み上げて焼いているが、これはずっと後代の風習であって、ミケーネ文明の風習ではない。
— カスガ (@kasuga391) 2017年9月14日
『ジュリアス・シーザー』第二幕第一場のブルータスのセリフ「時計を数えろ」はあまりにも有名。もちろんシーザーの時代に機械式時計なんて存在しない。
— カスガ (@kasuga391) 2017年9月14日
そもそも18世紀までの絵画や文学は、神話や聖書時代の人物や事件ですら作者と同時代の風俗で描いて誰も疑問に思わなかった。「時代考証という作業を最初にやり始めたのはウォルター・スコット」って説もあるぐらいだし。
— カスガ (@kasuga391) 2017年9月14日
ほかの人とかも関連ツイートがあれば、togetterまとめのほうを作ったのだけど、小規模なので引用してブログ記事にしてみました。