『紅霞後宮物語』、ヒロインは軍人出身で、新皇帝の元上官という設定なのか。于正好みの題材やな(ゴゴゴ…https://t.co/vd3ERR8BG4
— さとうしん (@satoshin257) 2017年2月15日
「さとうしん」とは佐藤信弥氏。この前、この書が読書界で話題になったですが、その作者
- 作者: 佐藤信弥
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: 新書
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周は、紀元前十一世紀から前二五六年まで続いた古代中国の王朝である。
前七七〇年を境に西周期・東周期と分けられるが、太公望や周公旦などの建国の功臣は名高い。
また、後半の東周期は春秋・戦国時代に当たり、孔子や老子といった諸子百家が登場し、斉の桓公ら春秋の五覇を筆頭に戦国の七雄が覇を争った。封建制や共和制など、周に由来するとされてきた政治システムは多いが、王朝の実態は、西周に憧れを抱いた孔子ら儒家によって、理想化されて伝えられた側面もある。
近年、続々と発掘される金文や甲骨文などの同時代史料から、周王朝の姿を再現する。
もとは小説みたいね
女性ながら最強の軍人として名を馳せていた小玉。だが、何の因果か、30歳を過ぎても独身だった彼女が皇后に選ばれ、女の嫉妬と欲望渦巻く後宮「紅霞宮」に入ることになり――!? 第二回ラノベ文芸賞金賞受賞作。
- 作者: 雪村花菜,桐矢隆
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2015/05/15
- メディア: 文庫
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内容(「BOOK」データベースより)
関小玉、33歳。不世出の軍人と噂される彼女は、「とある事情」から、かつての相棒にして今はこの国の皇帝である文林の懇願を受け、ある日突然、皇后となった。いきなり夫婦となった文林との関係に戸惑いつつも、小玉は持ち前の前向きさと大雑把さを武器に、女性の嫉妬と欲望が渦巻く後宮「紅霞宮」に入る。他の妃たちの嫌がらせにも気づかぬ小玉のマイペースさに、後宮はまさに大混乱!だが、その混乱は後宮に潜む“闇”をも目覚めさせてしまい…。選考委員絶賛の、あまりに型破りな後宮物語、ここに開幕―。
というか、小説はもう5巻まで出てる

- 作者: 雪村花菜,桐矢隆
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/02/15
- メディア: 文庫
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そういう専門家が、まだ未読ながら興味を持っている、というか好み?らしいというから期待できるじゃありませんか。
で、ぼくはちょっと前にジュンク堂でもらったフリーペーパーで、この作品に軽く興味を持っていたんですよね。
ただ行動に移してなかった。
そのフリーペーパー「コミックブレーク」は、ネットでも読めるねん。
朝日新聞が編集に関わる、広告系の書評ペーパー
コミック・ブレーク (広告特集)
http://book.asahi.com/book/comicbreak/index.html
コミック・ブレークは、毎月第3週水曜日に朝日新聞に掲載されるコミックの広告ページです。著名人が好きなコミックについて語る「私のコミック履歴書」など、コミックについてのさまざまな情報が満載です。なお「マンガ今昔物語」はブック・アサヒ・コムのオリジナルコラムです。
ここにこの前、記事が載っていたと。
紅霞後宮物語〜小玉伝〜 [作]雪村花菜 [画]栗美あい - 朝日新聞社メディアビジネス局 - コミック・ブレーク (広告特集) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト http://book.asahi.com/book/comicbreak/2017021400008.html
関小玉(かんしょうぎょく)は卓抜した武功で将軍にまで出世した男前な才女。ところが相棒だった文林(ぶんりん)が、なんと大宸帝国皇帝の座につき、彼に請われて入内(じゅだい)することに。後宮「紅霞宮(こうかきゅう)」に入り、34歳で皇后となるのだった!
原作は第2回ラノベ文芸賞金賞に輝いたベストセラー小説『紅霞後宮物語』(富士見L文庫/KADOKAWA)。“軍人皇后”が活躍する異色の中華ファンタジーだ。
武官上がりのヒロインが女の戦場である後宮に飛び込み、たちまち頂点に立ってしまうという前代未聞の展開に引き込まれる。ファンタジーのヒロインが30代の、いわゆるオトナ女子……(後略)
僕的には、こういう興味もある。
シン・ゴジラで女性性を強調しない登場人物(尾頭課長補佐)が人気に見えるのは、ポリコレ的に大変いいこと…なのかしら? - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160810/p2
高度に発達した「テンプレ破り」は、ポリコレと区別がつかない(俺は)。女性、民族キャラクターなどを例に…… - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160508/p3
キャラクターの「パターンを破る」のと「偏見の打破」の関係について(再論)〜「進撃の巨人」を例に - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160603/p1
紹介記事を読むだけで、主人公の女性は、いわゆる、従来の、一昔前の「女らしく」ないことは明白だろう。
それは、少し前の基準ではまちがいなく「テンプレ」打破でありました。それがフェミニズムやポリティカル・コレクトの文脈では、どう読めるのでしょうか?
あとで機会があったら、この作品、読んでみたいものです。