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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

これも「異世界もの」?漫画(2巻出ます)も話題の「イザベラ・バード日本紀行」Eテレ「知恵泉」で本日放送

http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/trailer.html?i=05698
 
明治時代、日本で受けたカルチャーショック
知恵泉(ちえいず)【Eテレ】毎週火曜 後10:00

歴史上の人物の知恵と行動から、現代人の課題を解決するヒントを探る。


先人たちの底力 知恵泉「明治の旅行家 イザベラ・バード
番組HPのURL
放送日
5月17日(火) [Eテレ] 後10:00
出演者ほか
【ゲスト】日本ミシュランタイヤ社長…ベルナール・デルマス,東京大学史料編纂所教授…山本博文市川紗椰,【司会】近田雄一
内容
明治初頭。東北・北海道などを旅し世界に日本の魅力を紹介したのがイギリス人旅行家、イザベラ・バード。もともと病弱な女性だったが自然の中に入ると回復することを発見。40代頃からはハワイ、オーストラリア、アメリカなどを旅し日本へ。3か月余りの旅の記録を読み解くと「科学的な目で旅せよ」など、土地を楽しむ独特な知恵が一杯。帰国後、その旅行記は大評判となる。バードが訪れた名所をたどり日本を楽しむ方法を描く。


荒俣宏氏なども注目していたが、
最近、マンガにもなりました。


ここで2015年の「マンガ十傑」のひとつに選んでいたね。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20151120/p1

  
佐々大河「ふしぎの国のバード」
ここから1話を少し、試し読みが可能

佐々大河「ふしぎの国のバード」
少し前、幕末明治の訪日外国人の研究がブームになり、多くの資料が一般向けに公開された。
イサベラ・バードはそのうちの有名どころ。

(略)


作中でもかかれているが、江戸の伝統はこの時点でも「消え往く」ものとして認識されていた。異文化の目からそれを描くのは、実は我々の、当時の日本を見る目も「異文化探訪」だからだろう。日本語が、基本的にバードの主観から見て「分からない言葉」として描写されることもあり、異星人とのコンタクトのようにも時には見える。
そんな滅びつつある(滅びた)文化や慣習、思考の価値と、逆に「不可解な」点を描いているのが興味深かった。

朝日新聞の書評があったっけ。(これでこの作品を知った)

http://book.asahi.com/reviews/column/2015060700017.html
◇秘境ニッポンの旅が始まる

 日本人は「外国から見たニッポン」ネタが大好きだ。かつては「ここがヘンだよ日本人」なんて番組もあったが、今は「日本のここがすごい」と称賛する声を集めて喜ぶものが目立つ。

 本作もまさに外国人の目で見た日本の姿を描いたもの。ただし時代は明治初期、主人公は実在の英国人女性冒ログイン前の続き険家イザベラ・バードとくれば、その目に映るニッポンは“秘境”である。

 横浜に上陸した彼女は、褌(ふんどし)一丁で働く男たちを見て〈まるで他の惑星に来たかのよう〉との感想を抱く。汽車の中では母親が堂々と赤子に授乳し、人力車の車夫は全身に刺青、荒物屋の女将(おかみ)はお歯黒をしている。そうした異文化に戸惑いながらも目を輝かせるバードの好奇心と探求心あふれる表情がいい。

 さらに注目すべきは…(後略)
 南信長(マンガ解説者)


2巻まだかな?と思ったら、デル―!!

もともと異世界ものがこういうのの影響下にあるのは、わかってるねんで。

しかしまあ、最近は、誰かが異文化に接する古いノンフィクションを発掘して「これも異世界ものだねえ」とやるのが流行り(私もそのひとり)だけど、もともとSFが、そういう旅行記、航海記のロマンをもとに発展したものだから、「マッドマックスって北斗の拳に似てるねえ」みたいな言いぐさではあるんだけどね(笑)

ソ連からアメリカへ亡命し異文化に触れたベレンコ中尉の仰天っぷりが話題に「ブッ飛んでる」「これが当時の常識か」 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/972569

 
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