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【フランス視察:五日目(1)】
— 赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) (@KenAkamatsu) July 17, 2023
本日から3日間、フランスの公的機関(主に文化&アーカイブ関連)を連続して視察していきます。
目的は、「フランス政府や国民の文化(特に映画やゲーム)に対する考え方と、その具体的な助成策」をヒアリングし、日本で活かせるものがあれば活かす、というもの。… pic.twitter.com/EvhYKq7vri
まず朝9時半から「フランス国立視聴覚研究所(ina)」を訪問。
ここはフランスの全テレビ100局(+全ラジオ92局)を24時間365日録画(&録音)し続け、延々とデジタルアーカイブしている施設です。また、フィルム映画やビデオテープ、カセットやLDなど、ありとあらゆるメディアもデジタル化して保存しています。そのためには、VHSビデオデッキをはじめ様々な再生機器が必要。それを整備するホスピタルがもの凄い!もうここに住みたい!😍
また、それらをHDDに記録し、やがて磁気テープ(FujiFilm製)に移して超長期保存を行います。
ただデジタルアーカイブするだけではなく、研究者や報道などがこれを閲覧することができ、SNSでの広報も行っていました。また、AIによるTV番組(=動画)の分析を行い、「過去数年間の全TV番組で、男女の出演比率はどうなっているか?」程度なら、数字を出すことができます。これは凄い!結果、inaには2500万時間もの番組データが集積され、「テレビ&ラジオ番組のアーカイブと利活用」に限っては最強の公的施設となったのではないでしょうか。このまま続けていけば、フランス国民がこの施設から得られる恩恵は計り知れません。
・・・しかも、予算規模的には「えっ?」と思うほどリーズナブルな感じでした。もちろん職員さん達の努力があるのでしょうが。
これは、ぜひ日本にも欲しい施設だと思うのですが、皆様いかがでしょう
明治の江藤新平の時代に戻って「この法律をそのまま翻訳して施行すればいい!」とか言いたくなっちゃう。
すぐやれ さあやれ いまやれ。
赤い松でも青い松でも、アーカイブを作る松は良い松だ。
m-dojo.hatenadiary.com
ついでにこのフランス国立視聴覚研究所(ina)前で、ポーズをとって写真撮影してこい(この研究所の知名度を高めるためには何をしてもよい)
なお参考
togetter.com
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