内容紹介
- 作者: 香山リカ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/06/28
- メディア: Kindle版
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知的能力は低下しモラルハザードは崩壊した。本の劣化・ゲームの劣化・ビジネスの劣化・政治の劣化など日本人全員が小学1年生になったのか。「劣化やめますか、それとも人間やめますか」くらいの覚悟を!! (講談社現代新書)
内容(「BOOK」データベースより)
知らず知らずのうちに日本と日本人の学力・知性・モラルの崩壊が始まっている。
- 作者: 香山リカ
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2014/07/09
- メディア: 新書
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「ねつ造」と認定されたSTAP細胞論文、一から十まで詐欺だった「現代のベートベン」、「真犯人はやっぱり自分」と自白したPC遠隔操作事件の片山被告、これらは数例の事例が偶然重なっただけだろうか。いや、明らかに日本人は劣化している。生真面目で慎重、誠実といった、日本人の美徳が音を立てて壊れていく。
《章目次》
プロローグ――二〇一四年はこれまでと違う時代の始まり
第1章 STAP細胞問題――綺麗な“リケジョ"の強すぎた自己愛
第2章 偽ベートーベン問題――“感動したい、もっと売りたい、目立ちたい"
第3章 パソコン遠隔操作事件――社会への恨みと自己愛の狭間で
第4章 止まらないヘイト・スピーチ――公道で「死ね! 」「殺せ! 」と叫ぶ人たち
第5章 劣化する政治家たち――その発言、公人としてアウトでしょ!
第6章 SNSが日本を滅ぼす!?――性犯罪・いじめ・自殺と“つながる"ネット社会
第7章 知性の劣化と言論の危機――反知性主義と市場の徹底化はパラレルに進む
出版社からのコメント
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日本人の美徳が壊れていく
科学界の頂点に位置する『ネイチャー』誌に発表されたSTAP細胞論文は「ねつ造」と認定され、取り下げの見込みだ。“感動の実録ストーリー“――現代のベートーベンは一から十まで詐欺だった。「すわ、冤罪か」と集まった支援者を裏切るように、片山祐輔被告は「真犯人は自分」と自白した。
これらは数例の事例が偶然重なっただけだろうか。いや、明らかに日本人は「劣化」しているのではないだろうか。半世紀前の私たちは、こんな事件を短時日に立て続けに起こしたりはしなかった。生真面目で慎重、誠実といった日本人の美徳が壊れていく。
今こそ読み直されるべき著作。いろんな意味で。
北田暁大氏、あきれる。
あー、香山さんの本が(も?)ネット外にこの語だした契機だったんだなあ。
前は「宮台真司の劣化コピー」という感じで「コピーのデキの悪さ」にかけられていたネットスラングが集団カテゴリーに適用されるようになった、と…。 https://t.co/RB8aNsyZw1
— 北田暁大 (@a_kitada) 2016, 1月 4