http://www.asahi.com/sp/articles/ASHBM4RK7HBMUZPS003.html
安全保障関連法に、賛成ですか。反対ですか。
賛成 36(30)反対 49(51)
反対は51から49、誤差の範囲といえるかもしれないが30⇒36は見出しに書いた「少し増」、じゃないかもしれない。
で、一ヶ月で特に大きな事件もなかったのにこういうふうに動いたことへの仮説。
特にそれを支えるような根拠はなくて、以前からの政治状況を見ていて感じた印象論でしかない。
そんなことを踏まえた上で…
実は政治状況に対して賛否の基準が「混乱を起こすな、平安あれかし」というのを第一に考える、穏健というか平和的というか、あるいは「純粋保守層」というのがいるんじゃないか、と。
繰り返すがそういう調査があるわけでなく、政治状況を見た印象論です。
こういう層は、Aという新しい(この「新しい」が重要)法案が出てきたとき、デモや国会の荒れ、メディアの批判、与党内での異論…などが出たとき「そんな混乱は避けよ」ということで「反対」に回るのだと思う。
うまくいけばそれによって廃案になるのだから、やっぱりデモなどは効果的なのだ。
しかしである。
いったんこれが成立したなれば、どうなるか。それを今度、ふたたび「廃案」にするというのも「混乱」につながるので避けたい、となる。
この層のスタンスは深層的には実は変わっていないのだが、表層的には一気に動く、となる……
とまあ、こんな層がいる、というのは何となくの印象論で、上に書いたように証明するものはない。
賛成、反対の回答者は数字の差だけでなく、もっと多くのいれ代わりがあるだろうから、安保に限らずTPPや野党の選挙協力その他も「以前は反対(賛成)だったが変化した」という人を選び、その理由を書いてもらう調査があればわかるんだけどね…。
そういうもやっとした層を、例えば反対側はどう引き戻すか。あるいは野党協力の「民共合作」にどう賛同してもらうか。