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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

弁護士集団と国葬~日弁連が”完全沈黙”/東京弁護士会は幟立ててデモ参加。それに異論も【国葬雑感】

最終的に日弁連会長、国葬にコメント発表せず。27日はマイナンバーカードについてなんか声明

www.nichibenren.or.jp

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いや、これはこれで重要だし、自分はもっとマイナンバーを推進した方がいいという立場から異論もあるが、9月27日にこの声明を出すところがおもしろかった。



やっぱりここで書いた様に、別に興味も関心も議論も無かったから声明を出さなかったんじゃなく、中で相当に議論が紛糾し、せめぎ合いがあった末に「これについては声明を出さない」と決まった、んじゃなかろうか。内幕が激しく知りたい。

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その一方でデモにのぼりを立てて参加する弁護士会も。「強制加入団体なのに、勝手に全体の意志を表明するようなことするな」と批判も。




東京弁護士会、のぼりを立てて国葬反対デモに。それに批判も

こういうのって、さすがに職業が職業だから、何か意思決定に関してはきちんとした、正当性ある手続きを踏んでいるんじゃないか……と思うのだが、以前も「死刑反対」を会の総意とするか、で揉めてるとか。また意思決定の時に棄権というか委任も相当にあるとか……


www.sankei.com

「死刑制度廃止」弁護士会の強引手法に会員から反発も

2020/11/15 18:30

 京都弁護士会南出喜久治(きくぢ)弁護士が16日にも、死刑制度の廃止を目指すとした日本弁護士連合会を相手に、宣言の無効確認を求め、京都地裁に提訴することが分かった。組織として死刑制度廃止を目指す動きは日弁連だけでなく、日弁連傘下として各都道府県に置かれる単位弁護士会でも活発化する。これまでに9つの弁護士会が、国に死刑制度廃止や執行停止を求める決議案を採択。ただ、賛成票が全会員の過半数に遠く及ばないケースも多く、強引ともいえる手法に反発も根強い。

 「死刑制度の賛否は個人の価値観の問題。弁護士全員の『総意』かのように決議するのはおかしい」

 タレントとしても活躍する北村晴男弁護士(東京弁護士会)は力を込める。日弁連などは正当な手続きを強調するが、「ごく一部の賛成で決まっている。私にとって耐えがたい決議だ」と憤る。

 日弁連は平成28年10月の人権擁護大会で、2020(令和2)年までに死刑の廃止を求める宣言案を採択した。参加した786人のうち賛成は546人に達したが、当時の会員数は3万7千人超。全体のわずか約1・4%の賛成で会の方向性を決めていた。

 各地の弁護士会の決議に関しては、欠席者は委任状で賛否を明らかにできることも多いが、会員の多くが提出せず、全体の3分の1に満たない賛成で採択されることも少なくない。

 日弁連は「決議や宣言は委員会や理事会など複数の段階を経て出している。一部の人間だけで決めているわけではない」として、手続きの正当性を強調する。


今回は特に「国葬は国会で議論する、議決するのが”スジ”だ」のような「べき論」が多かったからね。弁護士会で反対の姿勢を取り、それでデモに組織として参加する、みたいなことに、どれだけその弁護士会の「民意」を反映し、「丁寧な議論」をしたかは外部から検証しやすいようにしてほしい。もっと「透明性」を!