INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

朝日の名物企画「みる・きく・はなす」…で沖縄報道の舞台裏を特集。これがオヤっという話

朝日新聞はGW期間中に毎年『「みる・きく・はなす」はいま』という特集をやっている。というのは、同紙にとっては5月3日は、あの卑劣で残虐なテロ事件(阪神支局襲撃事件)が起きた日でもあり、それを記念しての実施している企画でもあるのだ。

以前、まとめて本になったこともある。



この企画に登場するエピソードや切り口には、別方向から見たときにおかしいと思うようなものや、それは逆方向からやったときもNGとなる?と思うことが正直多いのだけど、ただ、それも含めて興味深く、毎年やっぱり読まないと損だ、と思ったりする企画である、


で。今年の、その記念日でもある5月3日。

2015年5月3日05時00分
(信じる私:5)沖縄、抜け落ちた事実 - 朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/DA3S11736779.html

この記事は例によって会員のみが全文を読める仕組み。

 米海兵隊の基地「キャンプ・シュワブ」が……基地のフェンスに結ばれたリボンなどを、十数人の男女が黙々と外し始めた。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の辺野古への移設に抗議する運動に、違和感を持つ若者らだ。リボンは移設への抗議の意味。動きに気づいた移設反対派と、もみ合いになった。

その時の動画が、ネット上で配信された。「沖縄左翼の姿を余すことなく皆様にお届けします」。頭にバンダナを巻いた手登根(てどこん)安則さん(51)が紹介する。自動車部品販売会社の役員。キャスターを務めるCS放送などで「ボギー・てどこん」を名乗る。「フェンスに物を取り付けるには基地司令官の許可が必要」。手登根さんは取材にそう答えた。

 

地元紙への風当たりが強まっている。沖縄タイムス社会部記者の西江昭吾さん(40)はそう感じ、4月初め、那覇市で手登根さんを取材…動画のことを話題…

 動画には辺野古での抗議運動のリーダーの男性が2月22日朝、ゲート付近で米軍警備員に拘束される様子が映っていた。身柄の引き渡しを受けた県警の逮捕容疑は、シュワブ敷地内に正当な理由なく侵入したというもの。「男性逮捕『不当弾圧だ』」「『境界線越えてない』と抗議」。沖縄タイムスは、本人や抗議団の声を見出しに掲げた。

 動画には男性が基地の境界を示すラインを数歩越える様子も映っていた。動画の存在を同紙が報じた後、読者センターに電話が殺到した。「基地に入ってる」「『不当』はおかしい」 …(略)閲覧件数は14万件を超えた。

同紙編集局次長の石川達也さん(51)は振り返る。ラインを越えていた点は、当日に現場の記者から報告があった。だが、紙面構成を決める会議では論点にならなかった(略)…翌日の朝刊に線を越えた事実は記されなかった。

 「振り返ると、事実に淡々と触れておくべきだった。抗議運動も法は守らねばならない」と石川さん。だが、「不当拘束という評価は今も変わらない」(略)…拘束直前には男性が抗議運動の参加者に、ラインから下がるよう呼び掛けていたという経緯もあった。

何か、読んでいて似た雰囲気を感じたと思ったら

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ [DVD]

クライマーズ・ハイ [DVD]

だ。
こういうふうに編集会議で、どこが論点になるかが決まっていく、という展開の緊張感。この舞台裏がちょっと伝わってくる、その雰囲気だ。


一方で、巨大メディアにも、継続的に情報を発信する一個人が入手した情報…動画というリアリティによって対抗しえるという現代性、また、―これは、記事にはないが― それが、団体の意思を反映し、その意思に沿うような形でのリークであったら?という、これは古くて新しい問題にもつながる。

辺野古動画流出 在沖海兵隊幹部を処分 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240600-storytopic-271.html
 
 名護市辺野古キャンプ・シュワブ基地内の監視カメラから撮影したとみられる映像の流出に関与したとして、在沖米海兵隊が政務外交部次長のロバート・エルドリッジ氏を処分していたことが19日までに分かった。事実上の解任処分とみられる。複数の関係者が明らかにした。海兵隊は現時点で処分対象者の肩書や氏名などを一切公表していないが、琉球新報の取材に対し「動画は非公式なルートで不適切に公開された。関係者は処分した」と説明している。
(略)
関係者によると映像はエルドリッジ氏から県内在住の男性(51)に提供された。男性は映像を9日に動画投稿サイト「ユーチューブ」上に投稿し、一般公開した。男性は映像の入手経路について「話すことはない」と明らかにしていない…

自分はここに、こうブクマをつけたっけ。

gryphon
【再投稿】吉田調書でもペンタゴンペーパーでも沖縄密約でもsengoku38でもウィキリークスでもいいんだが、「情報流出の経路、手続きは不適切か」と「そこで何が明るみになったか」は別物なんだよな。

そこから検索しての関連リンク

朝日の記事には

手登根さんを取材した西江さんの記事は「問題の捉え方の落差は大きい」と結んだ

と書いてあり、この記事や動画を探したのだが、ネット検索では見つからなかった。


だが、派生して…(日本全体では)珍しい苗字&沖縄では名物的存在でもあるらしく、いろいろ見つかった。

米軍から動画流出 山城議長逮捕時の基地内映像 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240367-storytopic-271.html
 
名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの敷地内に侵入したとして、沖縄平和運動センターの山城博治議長ら2人が2月22日、刑事特別法違反容疑で逮捕されたことについて、拘束されるまでの一連の動画が投稿サイトに公開されている。動画について米海兵隊報道部は14日、本紙の取材に対し「動画は非公式なルートで不適切に公表された」と回答し、動画が米軍から流出していたことを認めた。
 動画を投稿した男性(51)は、山城議長や本紙記者らが米軍との境界の黄色い線を越えている点を問題視しており、「真実を明らかにするために公開した。入手先については話すことはない。出どころを問題にするのは、違法行為の有無をうやむやにする論点のすり替えだ」と指摘している。(後略)

朝日では「閲覧件数は14万件を超えた」と紹介された動画がこれ…かどうかはいまいちわからない。数は合っている。


名前の検索でこういう記事もあった。このブログの筆者は、たしか雑誌「ダ=カーポ」でコラムを書いていた。懐かしいな。

沖縄のネット右翼の動き 2 ー 手登根安則氏グループの暴力行為 http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/b10b2378db573dbabb3f234d0c420c55
 
沖縄のネット右翼の動き 3 ー 手登根安則氏のデマの構造 http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/5ad46fa83778408b06887c30992a34f3


この手登根氏のフェイスブックもあった。
https://www.facebook.com/bogey.tedokon

「本日の朝日新聞に掲載されました。」という記事も投稿されている。