yumetaro @yumetaro · 4月11日
現役漫画編集者さんのロングインタビュー集『漫画編集者』(著/木村俊介氏、フィルムアート社刊)、編集担当しました。5月下旬発売。詳細はまた後日。http://filmart.co.jp/books/manga_anime/manhen/
木村俊介 @shunsukekimura · 4月11日
大事な仕事に集中するためツイッターから離れていましたが、深く掘り進められ、大きな手ごたえを得られた仕事がほぼ仕上がりました。『漫画編集者』(木村俊介/フィルムアート社/5月下旬刊)という5人の編集者の方に長くお話をうかがったものです。 http://www.amazon.co.jp/dp/4845914468/木村俊介 @shunsukekimura · 4月11日
『漫画編集者』、下記のページに公表された内容を引用します。登場していただく編集者は、猪飼幹太さん、三浦敏宏さん、山内菜緒子さん、熊剛さん、江上英樹さん。何かと何かの間に立ちものを作る仕事の「ほんとうのところ」を長く濃くうかがいました。 http://filmart.co.jp/books/manga_anime/manhen/ …
アマゾンの解説を見てみよう。解説文に気合が入ってる本はやっぱり出来がよさそう。
漫画編集者は何をつくりだしているのか?
何かと何かのあいだに立ってものをつくる仕事に関わるすべての人へ。
喜び、苦しみ、逡巡、充実感が息衝く、「私たちの時代」のインタビュー・ノンフィクション!ふみふみこ、平本アキラ、ゆうきまさみ、枢やな、松本大洋による描き下ろし特別マンガ「私の担当編集者」収録
本書は、気鋭のインタビュアー・木村俊介が丹念に紡いだ、漫画が生まれる現場の第一線でたたかう5人の漫画編集者のインタビュー集です。
漫画編集者たちの熱い想いや、「漫画編集者」という仕事について、世代もジャンルも異なる5人の編集者たちにそれぞれ、じっくりとお話をうかがいます。仕事の細かい話から、具体的な担当作品においてどのようなことを経験されてきたか、漫画編集者としてのやりがいや幸せ、いま思っていることなどを深く掘っていきます。新しい何かを生み出すことの苦しみと喜びの中で仕事をする姿を伝えていきます。そこからは、「漫画編集者」という職業の「肖像」が見えてくるのです。
さまざまなジャンルの第一線で活躍する人から無名の人まで、これまで500人超のインタビューをしている木村俊介氏の最新作!
出版社からのコメント
※インタビューの一部より「漫画家さんと連載企画を打ち合わせしていく際には、技術的なことよりもなによりも先に、この企画、この作品を世に問う価値があるのかないのか、みたいなことから考えてみるようにしています。大げさないいかたをすれば、いろんな人の手をかけて、本人も人生の大事な時間とエネルギーを使って、何ヵ月なり何年なりの期間をかけてまでやる価値のある企画、やる価値のある作品なのかということが、まずは担当編集と漫画家がおたがいに最初に見えているのかどうか、という……」
──猪飼幹太さん「コミックリュウ」編集部「ぼくはもともと、へんなことをすればいいや、と思ってやってきたんです」
──三浦敏宏さん/「ヤングマガジン」編集部「漫画はあくまでもサービス商品で、ほかにいろいろ選択肢がある娯楽のうちのひとつなんですよね。自分たちで『なくそう』と思っていなくても、漫画を発表するための『家』は簡単になくなってしまうものなんです。しかも、決して建て直せない……。『いま、ここにある』という事実に甘えちゃいけないな、と思います」
──山内菜緒子さん/「ビッグコミックスピリッツ」編集部「『黒執事』第一巻の発売の前日に、伝えたんです。これが売れなかったら、ぼくは会社をやめるって。内容、ジャンル、タイミング、表紙、キャッチコピー……売れるために必要と考えてきた作戦を、今回は、はじめてすべての面で実現できてしまった。これで売れなかったら、ぼくは根本的に見ている場所がちがっているのだろうから」
──熊剛さん/「Gファンタジー」編集部「漫画編集者のやることは……おもしろい漫画を作るために、作家がやること以外すべて、と考えると、けっこうわからなくもなるものですよね。結局、こっちには、期限までにおもしろいものを仕上げる、ということ以外の条件はないんです。それのためには、ありとあらゆることが仕事だ、と思いはじめたら、際限がなくなる」
──江上英樹さん/元「IKKI」編集部
江上英樹氏といえばサルまん担当者、あるいは自分の鉄道マニアぶりをそのまま誌面に反映させて「鉄子の旅」を生んだ、などの伝説的編集者。土田世紀を小学館にひっぱって「俺節」を描かせたのもそうだったかな?

サルまん サルでも描けるまんが教室 21世紀愛蔵版 上巻 (BIG SPIRITS COMICS)
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あと、ヤマウチナオコ…、とカタカナ表記のほうが馴染み深いな。
「twitterでお馴染み」といえば分かる人も多かろう。
https://twitter.com/Na0oCo
漫画界の”助演男優賞”!「白暮のクロニクル」久保園係長にみる、ゆうきまさみ漫画の一つの特徴について/担当編集者・ヤマウチナオコ氏の話 http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140501/p4
でちょっと描かせてもらったが、世間的には少し前、小学館旧ビル取り壊しの前に「漫画家による壁への大ラクガキ大会」を開催し、宣伝効果でいえば何億円だ、というような反響を呼んだ仕掛け人でもある。
「重版出来!」の担当者でもあり、タイトル決定に当っては、
と、壁ドンも辞さない武闘派だったという。
ただ、そこから「重版出来というタイトルの本が、重版がかからなかったらどうしよう…」という、無駄な苦労をしょい込んだことでも知られる(笑)。 (※単行本あとがき漫画より。「無駄な苦労」とは、その後見事に人気作品として単行本が売れた、の意味でもある)

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さらにはゆうきまさみ「でぃす×こみ」の女性編集者のモデル…ってのは俺が勝手に決め付けているだけなんだが(笑)、たぶんそうだろう。最新回を観ると、作中の彼女は、もはや編集長への野望を隠していない(笑)。

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氏のtwitterより
ヤマウチナオコ @Na0oCo · 19時間 19時間前
https://twitter.com/Na0oCo/status/587151080720433152
ヤマウチナオコさんがリツイートしました ナベシゲ
私のインタビューも掲載になるのですが、ゆうきまさみさんが「山内ってどんなひと?」漫画を4ページ描いてくださいました。ヤンサン休刊時のエピソード、ゆうきさんのネームを読みながら半泣きになりました…。
https://twitter.com/Na0oCo/status/587153181336965121
『漫画編集者』5/25発売だそうです。近くなったら改めて…ですが、インタビュアーの木村俊介さん、忙しい中で漫画を描いて下さったゆうきさん、本当にありがとうございました!
そして錚々たる方々の中に私にもお声掛け下さった豊田夢太郎さん、薮崎今日子さんにも心から感謝します。
欲をいえば、ムダに熱い編集王のモデル、と言われ、西原理恵子の漫画に登場するヤーマキさんもお願いしたいところだったが「漫画のキャラに描かれている」ことで素人のこっちが知っている編集者だけでも意味が無いのだろう。
すごく面白そうなので期待したい。