これは情報を伝えるだけ。
米澤穂信「氷菓」(古典部シリーズ)がWOWOWで一挙放送
http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/106173/
一挙放送と言い条、実は3/29と4/5の2回に分かれてるので注意。
http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/106173/#schedule米澤穂信の人気推理小説「<古典部>シリーズ」を、京都アニメーションがテレビアニメ化。省エネ少年と好奇心旺盛な少女が繰り広げる青春学園ミステリー。
「氷菓」は、米澤穂信原作の人気推理小説シリーズ「<古典部>シリーズ」を京都アニメーションがアニメ化したもの。神山高校の「古典部」を舞台にした青春学園ミステリーで、4人(折木奉太郎、千反田える、福部里志、伊原摩耶花)の古典部部員が、日々の学校生活に秘められた謎を解き明かしていく。監督は「フルメタル・パニック?ふもっふ」「フルメタル・パニック!The Second Raid」を手掛けた武本康弘。両作品の原作者・賀東招二もシリーズ構成として参加している。また、キャラクターデザインは「涼宮ハルヒの消失」「涼宮ハルヒの憂鬱(2009年)」などの総作画監督として知られる西屋太志が担当している。
<ストーリー>
神山高校に入学した折木奉太郎は「やらなくてもいいことはやらない」という信条を持つ少年。そんな奉太郎に、「古典部」への入部届を見せられた親友・福部里志は仰天する。部員がおらず廃部寸前で、OGの姉から入部を頼まれたのだ。早速訪ねた部室にはひとりの少女がいた。同じ1年生の千反田えるだ。えるは、美貌の持ち主の上に成績優秀で、地元では指折りの名家の長女。「一身上の都合」により「古典部」へ入部するという。
ここで一つの疑問が浮上する。奉太郎は鍵を開けて部屋に入ったのにもかかわらず、先に部屋にいたえるが入室したときは鍵が開いていたというのだ。ドアは鍵を持っていなければ中から施錠できない型式で、えるは鍵を持っていない。悩むえるを前に厄介ごとを避けようと急ぎ帰宅しようとする奉太郎だったが、「わたし、気になります!」の一言を発したときの、えるの澄んだ瞳に心を引き寄せられ、里志も交え3人で謎解きを始める。
よく考えたら、「コナン」が人気なのは分かるけど、推理物としても地味?な「日常の謎」をアニメにしようというのはかなり大胆なチャレンジだったのではないでしょうか。放送当時、どれぐらい人気があったのだろうか。
北村薫「円紫さんシリーズ」最新刊
小説新潮編集部
@shoushineditor
北村薫さん「円紫さんと私」シリーズ17年ぶりの新作を小説新潮1、2月号に続けて掲載させていただきましたが、来たる3/31にはその二篇に書き下ろし一篇を加えた『太宰治の辞書』を刊行致します。
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「日常の謎」とわたくし
自分は「日常の謎」な推理小説は最初に読んだ時、あっ、こんな発想があったのか!と愕きつつも懐かしい感じがしたのだった。
よく考えたら、ようはシャーロック・ホームズものの「マクラ」でホームズがひまつぶしにワトソンや依頼者のどうでもいいようなネタを推理で解き明かし、それで彼らが驚嘆するシーン…そしてこれもけっこう重要だが学研の「○年の学習」「科学」シリーズには、古典ミステリのトリックをパク・・・いやアレンジして、子供向けの日常的な事件に置き換えた漫画がありました。
「名探偵 荒馬宗海(あらまそうかい)」というのがいたはずだ。
いま、検索してみる・・・
特集ページがあったーーー!!!「荒馬宗介」だった!!
http://www9.plala.or.jp/clue/arama/aramatop.html
でもなつかしーぜ。今から読んでみる。
とにかく、こういうトリックの「日常の謎」への翻案がおもしろかった記憶です。
だから、謎が「日常の中で出てくる平凡なもので、解決しても刑事事件だ経済事件だにはなりそうもない」というシチュエーションの可能性の大きさはよっくわかる!!
あ!「日常の謎は、スノッブの薀蓄雑談とも区別がつかない」ということを証明した「黒後家蜘蛛の会」も忘れちゃいけない!!!!!
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んで、古書マニア、読書狂、愛書狂というようなもうひとつの面白い分野とも融合させた「ビブリア古書堂」もある。
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「それでも町は廻っている」も、1巻に2回ぐらい出てくる「日常の謎」な話は、作者の構成力の高さを教えてくれて毎回脱帽だ。5月に最新刊発売。
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…というところで、自分の「日常の謎」遍歴の記録はほぼ終わる。
いやー、あっさいなあ(笑)
特に「氷菓」と「ビブリア」はコミカライズした漫画のほうで読んでいるので、まだ未読のエピソードが多数なわけです。自分はあまりアニメを観ないのでWOWOWも紹介するだけして、見るかはわからんのだが、観たら漫画のネタバレ?になっちゃうな。(いま「怪盗十文字」を漫画では連載中)
もう一度、上の2作品情報。
ついでにメモ代わりで書いておくと、「氷菓」は浅羽通明氏がけっこう評価していて。氷菓を評価。…たしか彼は「日常」と「生活」を対比させることを、「時間ループ物語論」で書いていたが、実は日常の謎といいつつ「生活」が見えるシーンがあった、と言った話をしていたはず。
円紫さんシリーズは、その後後継者がいろいろ出てきた「落語家探偵」のはしり、としても有名。こえが映像化されたら、演じるのはあの師匠かあの名人でしょう、という人はいたのだが、そういう候補が相次いで亡くなってしまった…。
落語好きには、「だれが円紫師匠を演じるべきか?」という視点で読んでも面白いかと。
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あれ?こんなにたくさんあったっけ…補足しきれてないよ…