上で「王道の狗」の話をしたので、一気にその作品も含めて、書店で驚いた「あれ?このシリーズ文庫になってたのかー!知らなかった」情報を。
明治時代中期、北海道開拓に使役させられていた若い囚人二人は脱獄し、それぞれの道を歩み始めた……。壮大なスケールで描く歴史長篇漫画、待望の初文庫化!
- 作者: 安彦良和
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/09/20
- メディア: 文庫
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まさに「待望の」というにふさわしい。
ちなみに白泉社版4巻の、例の「いしかわじゅんに反論する」記事が収録されているかどうかは知らん(笑)。
結果的にあの記事を書いたときは、文庫化のこと知らなかったけどタイムリーだったな。
いしかわじゅん氏「安彦良和は動きがかけない」⇒安彦氏「アニメーターの僕に、動きが描けないだって?」 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141025/p2
画像から逆にたどってみたが、いい紹介ブログ記事を二本ほど。
『王道の狗』⇒ http://amba.to/1pElJxx
『王道の狗』⇒ http://amba.to/1vAStcO
あと、この作品は武田惣角が出てきて、「合気柔術」が重要な鍵となります。
格闘技クラスタ的にも重要。
- 作者: 真船一雄,円谷プロダクション
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2014/01/25
- メディア: コミック
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ううむ、俺も文庫版買ってれば良かったかな…傑作ですよ。
2012年度漫画10傑に選んでた。
「見えない道場本舗」選定・2012年度漫画10傑 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130331/p2
明治になって衰退する柔術界に、新星のごとく「講道館流」が誕生した。
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2014/09/11
- メディア: 文庫
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提唱者は文武二道の達人、嘉納治五郎である。
技のたゆまざる追究と人間教育への情熱によって、「姿三四郎」のモデルとされる志田(西郷)四郎ら「四天王」がめきめきと頭角を現す。
若き気概に充ちた、闘う漢たちの壮大な物語が、いま幕を開ける。
木村政彦ブームも後押ししたのかもしれない。「木村政彦を書くつもりでなぜか嘉納治五郎のことを書き始めてしまった」というこのシリーズ、続くんだろうな?