昨日の試合は準々決勝の旗判定差し替えがあり、ビデオがあったり、審判の判定に異議を申し出る仕組みがあったりすることがいいのか、悪いのかという根本的な問題を突きつけた。あの「ジュリー」がなくて有効がそのままだったり、最初の旗判定がそのままだったりしたときはどうだったか。
それはともかく、逆にグルジア(ジョージア)選手が海老沼匡選手を帯を取り、スープレックスみたいに投げたとき、かくも世界の山嶺は高し、かと。
3位決定戦では・・・”これが日本柔道だ”的な主張には必ずしも賛成しないけど…それを抜きにしても美しい投げで3位を決めた。
そういえばもう一方で、準々決勝で判定騒動の一方の当事者だったチョ・ジュンホは、ほんのわずかの積極性の差で相手に指導を審判から与えさせ、旗判定で勝利。これもまた、ひとつの柔道だったろう。
なかなか金メダルは取れないけど、そこはハイアン・グレイシーメソッドで
「自分たちの一族が勝てば、もちろんグレイシーの勝利。負ければ相手が柔術を知っているということだから、そこまで世界に広めたグレイシーのやっぱり勝利」
という無敵論法は、講道館と日本もしみじみ適用させてもらうしかない。しかしそれではさびしくないですかね、嘉納治五郎さん?
(「柔侠伝」より。)
なんかたくさん「山口香」の検索で人がいらっしゃいます
再紹介したほうがいいか。
実は彼女は、柔道界の既得権益者に挑戦状を
叩きつけている”叛骨の柔道女王”なのです。
■”女三四郎”山口香が現在柔道界に反旗を翻す”女ゲバラ”になってる件/漫画「関節王」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090403/p2
グルジア政府は「われわれの国を『ジョージア』と表記してほしい」と日本政府に要求している
あの国はレスリング、柔道のときに注目されるのだから、ここで再紹介しておこう。
■国名変更の正義学…グルジア政府の要請から
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120220/p5
ジュリー制度について
柔道ジュリー制度についての@inakajin さんのツイまとめ
http://togetter.com/li/346992