記録。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014073157448
『帝国の慰安婦』を出版した朴裕河・世宗大教授が名誉棄損で訴えられたことは、最近の憂鬱なニュースの一つだ。それにとどまらず、教授の著書『和解のために』にも攻撃を浴びせ、「優秀図書」の指定からはずせという要求が表れた。しかも、「日本の右翼の代弁だ」という理由が新聞に載るに及んでは、私も見過ごすことができない。
というのも、『和解のために』は日本で翻訳出版され、朝日新聞社が2007年に大佛次郎論壇賞を授与したからだ。当時、朝日新聞の論説主幹だった私には選考委員としての責任がある。
(略)
私自身、かつて「竹島を韓国に譲り、友情の島にする」という「夢想」を朝日新聞のコラムに書いたことがあり、右翼からはいまも「売国奴」と攻撃を受ける。韓国では「勇気ある発言」と言われることも多いが、私に言わせれば朴教授の方がずっと勇気がある。なぜなら、こと日韓関係については、韓国における言論の許容度の方がずっと狭いからだ。
(後略)
「帝国の慰安婦」という本が韓国で名誉毀損訴訟の対象になっている、という話は木村幹氏も憂慮していた一件だが、大佛次郎論壇賞を受賞していたとは…
しかし、この文章でやはり見出しを取るとしたら、上の一文だろう。
というか本題の話とは別に、かの若宮氏でも、そう認定した、というのは別個に話題とするに値する話だ。
……ぶっちゃけていうと、インパクト的にはこのひとことのほうが重大である(笑)。別の側から見ると「失言」「妄言」ともいえるかもしれない。
朝日を退職後は、韓国の言論機関でも活動している氏の体験談と考えると、さらに大きな意味があるな。
できる限り、この一言から騒動が広がっていく…ことを願ったりはしてません(笑)