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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

パンクラス3.17大会の感想

チームヴァンダ

ブラジル勢はAKAのように完全な若手ではなく、どちらも名前を聞いたことのある選手。てかマカコはDEEPにもPRIDE武士道にも出ていた39歳の選手だ。しかしそれが、今パンクラスで一番イキオイのあるISAO選手と渡り合い、押し気味でドローに持ち込んだのだから対したものだったと思う。また、ああ一昔前のブラジル勢はこうだなー、と思ったけど、北米MMAで主流なレスリングとボクシングの洗練された攻防じゃなくて、荒い打撃と、粘っこい寝技を合わせて攻めるスタイルが懐かしかった。
 

フェザー級戦線

タクミも強かったが、メインイベントの試合自体はかなり低調というか予想通り地味な感じの試合になったなあ。その前の同じ階級の・・・内村洋次郎vsジョン・ショレスが、怪物的なパワーとタックルを持つショレスに内村が完璧に対処、そして打撃で勝利するという実に見ごたえやスリリングさのある試合だったから余計だ。
とはいえここで勝った内村も、タクミから勝利を奪えそうな安定感があるかというと・・・
 

クレーンカメラ

クレーンカメラが会場に設置され、スターウォーズの兵器ばりに不気味に動く。これがうわさの「パンクラス映像チーム」の、新兵器なのだろうが、ぜいたくなもんを持ってきやがったな。それなりにお高いのだろうが、効果もあるのだろう・・・。
また、「ささやかなメジャー感」が会場に漂う。
こういう「投資」をできるようになったのが、新体制の成果だ・・・だがそれが最終的に還元されるかは分からない。
あと、自分の席はクレーンカメラが何も悪影響を与えず、高みの見物だからこうなんだろうけど、ぶっちゃけ北東部に席を取った人は見づらい部分もあったろうな。
もし同じ位置で今後も設置されるなら、北東の席はクレーンカメラが視界とリングの間に入る・・・と覚えておいたほうがいいかも。

逆転勝利のABは・・・佐野哲也ミニインタビュー

また会場でインタビュー?したよ。

Q:いやーAB、逆転勝利でしたね
「本人がいうには、100点満点中10点だそうです。ただ慧舟會駿河道場、ことしプロは無敗・・・プロは、ですよ」
Q:ああ、アマはね・・・いやそれはともかく、危ない試合だったね。AB選手と言えば今は少ない、下からの極めを積極的に仕掛けるファイター。今回も下からを狙ってた?
「いや、上を取るつもりだったんですよ。それでも前半、下になったのは相手の強さですね」
Q:なんというか、バネがすごいのかな?なんか外国人選手ばりに、どかーんと暴れて寝技を返すというイメージに見えた。
「それが、すごく技術があったそうですよ。ABが実際に下になって、うえからの押さえが密着するというか・・・理にかなった感じだったそうです」
Q:それに勝てたのがすごかった。・・・最後のバックマウントからのパウンドだけど、大きくスイングしてのいかにも効きそうなパウンドじゃなくて、本当にコツコツ小さいモーションで打って止めさせたよね。あれもああいう小さいパンチで効かせるこつがあるの?
「あれは顔への打撃以上に、腰を4の字で決めてピーンと相手をうつぶせのまま伸ばしたのが大きいんですよ。完全に抵抗できない状態なのでレフェリーも止めざるを得ない」
Q:そういえば佐野さんは何回ぐらいパウンドでKOとったっけ?最初の吉永選手との試合と・・・
「何試合かあるんですが、自分もそれで本当にKOするというよりは、レフリーに『こういう状況になったけど止めなくていいの?』というのを見せて止めてもらう、という感じですね」
Q:ああ、アウトサイダーはストップ早いしね・・・
「そういえば4月21日の試合が決まりました」
(※  http://ameblo.jp/swimmingeye/entry-11492762351.html参照。チケット購入はお早めに)
Q:おー、駿河道場快進撃ふたたび、か・・・そういえば本日、ジャッジとレフェリー務める豊永稔選手が組み技試合ということで復活したよね。芹沢さんもああいう感じなら復帰できるんじゃない?
「あの人は殴るのがとても好きだから、組技だけだといやでしょう。」