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パンクラスや修斗の枠内で行われた、「アンドレ・ザ・ジャイアントvsスタン・ハンセン」だった。
ぶっちゃけ、UFCとZUFFA系列がめぼしい有望選手を抑え、DREAMが名前の通り夢の中でまどろみ続ける中、他の日本中小団体が、実績のある大物外国人を呼べるわけがなし。セコンドの来日費用だってバカにならない、つーか払えない。
じゃああちらから日本に滞在し、日本の格闘技ジムに所属する奇特な選手で･･･しかも「実績も自前」の選手を探すしかない。
直近の試合ではスタミナ切れで逆転負けを食らったものの、その試合も含めものすごいう爆発力を見せ続け幻想が途切れないショレスと、「寝技王子」佐々木憂流迦の無敗記録をこれまた途切れさせ、直近の試合では30秒もかけずに相手をバスターで完全KOしたデルモ。しかも経歴的には両者はそれぞれパンクラス色、修斗色がはっきりしており、しかも同じ階級に･･･これをマッチメークしたのは、たしかにアンドレvsハンセン級の企画力と実行力だった。
そしてこれは「みちのくプロレスのウィルキンス効果」として知られている（ねえよ）理論だが、「実は日本在住だろうとなんだろうと、外人さんが１，２人カードに加わっているとなんとなく豪華な感じが生まれる」ということがある（笑）。そういう点でも効果的だった。
実際、見わたしてみて、これを越す豪華な外国人選手同士のカードが日本で組まれそうな状況にあるだろうか。ない（日本人選手の層が厚みを増したことも理由で、それはいいことなのだが）。
あるとしたらリングスが継続的に外国人を呼んで、連勝なりの記録をつみあげさせることだが･･･アウサイに登場したロシア軍団がこれから人気者になっていけば面白いかもしれない。
試合のほうは、ショレスがデルモからテイクダウンを終盤に奪い、そのポイントで勝利するという意外な展開。これは解説席の人もいってたが「レスリングというよりアメフト」「まるでスピアーですね」という。レスリング力で佐々木憂流迦を完封したデルモはレスリングの強豪だと思うが、それをレスリングでは必ずしも洗練されていない（と思う）ショレスがねじ伏せ、組み勝っての勝利。
おもしろい試合でした。
ニアライブはこのまま減るのか？
９月１日の次回大会もニアライブないらしい。この日も行けないので困った。
また、２時間枠になった関係で試合のカットも以前より増えた。「ニアライブがあれば会場観戦のかわりになる」のだが、逆に無いと行く必要が今後出てきそうだ。
