Special Report
韓国 戒厳令の夜
世界を驚かせた「暮令朝改」クーデター 尹錫悦大統領は何を間違えたのか?韓国 独裁の記憶と教訓がクーデターを止めた
■タイムライン 戒厳令とクーデター続きの韓国現代史
戒厳令 計画的で無謀な尹錫悦の誤算
Q&A 「私にはもう十分な時間がない」兵士を使い捨てるロシア軍 ウクライナ戦争 プーチンの戦争を利用した「民族浄化」がひそかに進む
Periscope
SOUTH KOREA 「非常戒厳」の重大さを知らなかった?
DR CONGO コンゴで謎の病気が流行中
CHINA 中国がレアメタル禁輸でアメリカに反撃
GO FIGURE ウクライナ軍が女性兵士を増やす?Commentary
主張 日本人は「マゾ的思考」をやめるべき──河東哲夫
思想 民主主義に内在する危機──グレン・カール
貿易 トランプ再選をインドの好機に──アルビンド・スブラマニアン
Superpower Satire 風刺画で読み解く「超大国」の現実 「ユニクロ好き」が消えた中国──ラージャオ&トウガラシ
Economics Explainer 経済ニュース超解説 年金制度はどう変わるべきか?──加谷珪一
Help Wanted 人生相談からアメリカが見える 娘の「年の差婚」に反対して大後悔ですWorld Affairs
シリア アレッポ陥落で露呈したアサド政権の弱さ
フランス 内閣不信任の衝撃でマクロン流は断末魔
東欧 親EUか親ロシアか、岐路に立つジョージアFeatures
医療 スポーツ選手の脳を血液検査で守るLife/Style
Books ロマンチックコメディーに恋をして
Drama 『コンコルディア』が未来を切り開いた
Fashion スニーカーを脱いでハイヒールで歩こう
Movies 勇敢なモアナが背負う続編の宿命
Movies ピアノと愛と黒人の歴史をめぐる物語
Health コーヒーを「餌」に腸内細菌を育てる?
My Turn 「戦友」から学んだ癌と共に生きる意味Picture Power アデン湾を覆う密航ビジネスの闇
ニューズウィーク日本版 12/24号 特集:アサド政権崩壊[雑誌] Kindle版
Tokyo Eye 外国人リレーコラム───周 来友 魯迅なら今の日中関係をどう見るか
ニューズウィーク日本版編集部 (著) 形式: Kindle版
新発売
すべての形式と版を表示
【Special Report】
アサド政権崩壊アサドの独裁国家があっけなく瓦解
新体制のシリアを世界は楽観視できるのか中東 アサドの猜疑心が招いたスピード政権崩壊
地理 地形が決めるシリアの運命
反政府勢力 アサドを倒したHTSは過激派か、穏健派か
ロシア 独裁者失脚でばれた「自称・大国」のハリボテ度
地政学 「シーア派の弧」破綻後の勢力図居直りクーデター大統領の黄昏
韓国 謝罪から一転して野党に責任転嫁した尹錫悦だが国会は弾劾可決■Periscope
UNITED STATES トランプ陣頭指揮で通商政策はカオス
CUBA 中国の傍受施設がキューバで暗躍中?
GERMANY 混乱のドイツ政界に総選挙の足音が迫る
GO FIGURE 大統領の恩赦合戦に米国民は反対多数■Commentary
視点 韓国を救ったのは「エリート」だった──木村幹
分析 中国経済の後退を止める唯一の方法──黄益平
ロシア アサドを保護した皮算用──サム・ポトリッキオ
Superpower Satire 風刺画で読み解く「超大国」の現実 アウトな人がセーフのトップに──ロブ・ロジャース&パックン
Economics Explainer 経済ニュース超解説 ガソリン補助金より大切な議論── 加谷珪一
Help Wanted 人生相談からアメリカが見える 「3人婚」を選んだ娘が理解できない
World Cinema Notes 森達也の私的映画論 イルカ漁告発映画『ザ・コーヴ』は反日か?── 森達也■World Affairs
外交 トランプは「冷戦2.0」に勝てるか■Features
環境 プラごみの海に沈む地球を救う方法■In Retrospect 2024
写真で振り返る激動の2024年
UKRAINE & MIDDLE EAST ガザ戦争の死亡者は4万を超えシリア独裁政権はあっけなく崩れた
MAYHEM & DISASTER 気候変動による異常気象が世界を襲い、各地で政変、事件、騒乱も続いたWORLD POLITICS 世界は「トランプ時代」の再来に衝撃を受け、混迷に身構える
SOCIETY 英王室の困難にパリ五輪の熱狂、野球もアメフトもスターに沸いた■Life Style
Documentary 『ビートルズ’64』の衝撃と熱狂と
Books 村上春樹は壁に囲まれた街にこだわる
Health 男性ホルモンと性欲の新事実
Movies お疲れ女性たちに美形のスノーマンを
Cancer 「大腸癌は高齢者の病気」の勘違い
My Turn チベットから大分へ、食と縁に導かれ■Life Style
Perspectives
n Focus
News English & Letters
Tokyo Eye 外国人リレーコラム── カン・ハンナ 「古株」外国人にも目を向けて
「今週のニューズウィークはアサドが表紙、その前は尹大統領だった」という話題を、昨日友人に振られてな。
それで思い出したんだよ、「そうだ!!ニューズウィークがあった!!!」とね。
しかしあわてることはない。楽天マガジンがあるのだ。
・・・・・・自分「いつでも読める」の安心感のためだけに付き数百円払ってるな。あんまり読んでないよな、これ無駄なんじゃね?…とか思いつつ、読む。
その結果、少なくともSNSで得られる情報や知見を超えるような記事は、数本の記事(たとえば木村幹のコラムや、テヘラン大教授のシリアの地形から論じた議論)を除いて、韓国解説にも中東解説にも特にはなかった。
※ついでにアサドの号には森達也監督がコラムを書いてたが、これまた例によって箸にも棒にもかからない議論だった。
そしてつくづくと思う。
国際ニュースは、結局かつての紙メディアや地上波TV(いわゆるオールドメディア)では、物理的に時間を確保できないから、浅いものにならざるを得なかった。だから、その専門誌としてページを取れるニューズウィークには独自の情報がたくさんあった。
だが、いまやSNSで韓国政治をウォッチする人、中東の軍事バランスを分析する人を複数フォローしてれば…何しろずっと、それを毎日報じてくれるのだ。
これにニューズウィークが勝つのは並大抵ではない。
そう言う点では、やはり独自スクープを次々提供する週刊文春の取材体制、編集体制は評価されるべきものなのだろう。
しかし昨今の忠臣蔵まとめを見て、自分はこうブクマにコメントした。
多くのものは「忘れ去られたね」と意識もされずに忘れられるので、「忘れられた!」が話題になる忠臣蔵は貴重な存在。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4763560536579481632/comment/gryphon
まさにその日に、自分は「国際報道と言えば、国際的大事件といえばニューズウィーク」という感覚を「忘れたという意識もなしに忘れ去っていた」ということをつきつけられたのである(笑)
なんという、歴史の皮肉・・・・・・・・・
そして「ニューズウィーク日本版」は、このあと、末永く続いていくのでしょうか。幸多かれと祈る。