二二六事件がらみでもうひとつ思い出した話を。
すっかり最近は、青年漫画誌ならどこの雑誌にも載っている「作者登場のエッセイ・体験漫画」ですが、ビッグコミックスピリッツでは「キクニの全県ラン」という作品が載っている。マラソンが趣味の喜国雅彦が、各県でマラソンをして、その体験を描いていく趣向だ。
自分は「Show Me BigMoney,I Will Run」で、どんと100マンエンもってきたら5キロぐらいは走ってやるぜ!なに?参加料だと!消えうせやがれッ!と梶原一騎キャラ調で叫ぶぐらい走るのが嫌いだが、それでも楽しく読んでいる。
そしてこの前、「皇居ラン」が話題になった。よく考えれば上御一人のおわすところをぐるぐる走って回るなんていい時代だな・・・と思ったが、よく考えれば江戸時代もなぜか庶民は御所をぐるりと回り、あまつさえお賽銭まで投げ込んでいた(笑)。
それはともかく、皇居を回れば当然、「風雲児たち」で話題の桜田門、インドから逆輸入の拙者のご先祖様でござるよニンニン、の半蔵門、有楽町で会いましょう、の有楽町などがならぶ「歴史スポット」。
それを見開きで紹介していたので、資料としてキャプした。
んで。
ここに「皇居内は走ると怒られる」とか「日本で最大級の重さの車止めがある。重機じゃないと動かせない」とか、厳重な警備体制の一部が紹介されている。
なんでも機動隊も、ここを守るのは「近衛の一機」と呼ばれている精鋭部隊だとか。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/mobile_unit/maru_00.htm
(近衛の一機. カッパの二機. ほこりの三機. 鬼の四機. 学の五機. 若鹿の六機. 若獅子の七機. 蜂の八機. 疾風の九機. 技術の特車)
ところで。
ぼくは以前、とある軍事マニアに、「そういえば皇居というのは江戸城だから要塞だ。やはりあそこを攻め落とすのは簡単にはいかないだろうネ」という話をしたら
「いや。純粋に軍事的な観点から見ると、要塞としての現在の皇居は明確に2カ所、考え方の違いにもよるがそれを含めれば3箇所、あからさまに弱点がある。まあこれは純粋に要塞としての評価で、そこは人員を配置したりなんなりで手厚くやっていると思うけど」(大意)
といった話を言われた・・・
それ以上詳しいことは、そこは善良な日本国民として詳しく聞くのをはばかった(笑)。
でも今思えば、聞いておけばよかったな。
ほかの人も見れば分かるような、常識的なものなのだろうか?
まあ、ただのハッタリであっても納得する(笑)。
参考
■「シンデレラ城」(米ディズニーの有名施設)を陥落させるには?海兵隊員が論ず
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120727/p3
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追記。SF「GATE(ゲート)」で「皇居は要塞だ!立て籠もるんだ!」という展開があった
ゲート 1―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (アルファポリスCOMICS)
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