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イランが映画「アルゴ」への「反論映画」製作へ

http://mainichi.jp/select/news/20130116ddm007030021000c.html
イラン:「アルゴ」反論映画製作へ 米大使館人質事件が題材/「事実に反する」と反発
毎日新聞 2013年01月16日 東京朝刊

 【テヘラン鵜塚健】79年の在イラン1米大使館占拠人質事件を題材にし、昨秋に全米で大ヒットした米映画「アルゴ」(ベン・アフレック監督・主演)に関し、イラン側が「事実に反している」と強く反発し、同じ事件を扱った独自の映画製作の準備を進めている。

 「アルゴ」は事件直前に大使館から抜け出して国外脱出を図る米国人6人の実話に基づいたサスペンス映画で、日本でも公開されている。13日、米ゴールデン・グローブ賞の作品賞に選ばれたほか、米アカデミー賞の作品賞にもノミネートされている。

 映画の中で大使館を占拠した学生らの荒々しい描写や、「当時のイランが遅れた社会のように描かれている」(地元メディア)ことがイラン政府を刺激しているようだ。イラン国内では「反イスラム的映画」(イラン件国営通信)「映画会社が無料チケットを配り興行成績を水増ししている」(ファルス通信)などと批判が相次いでいる。

 イランの半国営メフル通信は10日、「アルゴ」に対抗した独自映画の製作が準備中であると報じ、イラン人映画監督アタオラ・サルマニアン氏は「脚本が政府に認められた」と語った。製作費はイラン政府が支援するとみられる。

 米大使館人質事件はイスラム革命直後の79年11月に起きた。革命で追放されたパーレビ国王を米国が受け入れたことにイランの若者らが反発し、米大使館に乱入。外交官ら52人を人質に取り、444日間にわたり占拠し、米イラン関係の断絶を決定的にした。

ひとこと。
悪役レスラー「ジ・アヤットラー」が登場する「レスラー」にもイラン政府はクレームをつけていたのだから、そっちの反論映画もつくってほしかった(笑)。でもこの反論映画というのも見たいものだ、イラン映画は何気に質が高い。