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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

カレー沢薫、自作「三国志」について語る

名文である。詩である。
必読、といっていいだろう。

■時を翔ける天使 カレー沢薫の『負ける技術』 - #99 なぜ、今“三国志”なのか
http://morningmanga.com/blog/makerugijutsu/1352473853
 
担当を殺すか自分が死ぬかという修羅場の果てに、無事『バイトのコーメイくん』という「三国志」漫画の連載を始めることができた。これで担当も殺せていれば万々歳だが、それはまた次の機会を狙いたいと思う。

中には「三国志自体を知らないから」と敬遠する人もいるかもしれない。しかし描いている本人が全然詳しくない・・・(略)私はゲームから入った口だ。
(略)
乙女ゲーとは前にも書いた通り、ゲームに出てくるイケメンと真剣恋愛をするゲームのことである。この説明の時点で脳がシャットダウンする人も多いと思うが、その中には歴史上の人物と恋愛するゲームも少なくないのだ。

徳川家康らと恋愛するゲーム」と文字にすると狂気の沙汰だが、もちろん狸のような容姿の家康や、馬上でウンコを漏らす家康ではない。相手はイケメンキャラとしてデザインされた家康なのだ。この乙女ゲー内における歴史上の人物たちは、教科書にどれだけ妖怪みたいな肖像画が載っていても・・・(略)
劉備曹操孫権がイケメンなのは当たり前として(果たして当たり前なのか)、多くの創作物でヒゲの巨漢として描かれている董卓さえワイルドなイケメン・・・(略)このキラキラ三国志を見た後に、担当氏からもらった本場中国の三国志ドラマを見ると、冒頭5分で見慣れたモッサリ董卓とそれを討とうとするヒゲの中年曹操が登場するため、「お前らそうじゃないだろ!」と叫んでしまうのだが、そうじゃないのはこちらの頭の・・・