Number「1984年のUWF(柳澤健)」第1回に中井祐樹が登場。『中学校プロレス団体の存続を懸け生徒会長と体育教師が試合』…? - Togetterまとめ http://togetter.com/li/915618
ということでな。
Number(ナンバー)892号 FIGURE SKATING CLIMAX 2015-16 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/12/17
- メディア: 雑誌
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とにかく、読んだ時にいろいろ思ったか
・UWFで、ここから書き始めるか、なるほどなるほど
・彼がプロレスファンだったことは知っている
・のちに北大に進学するし、道場の運営も丁寧だし、一般的に知的だったんだろうな
・ん??????
…という感じで、さすがに読みながらぶっとんだですよ。
詳細は、上のtogetterを読んでください。
しかしまあ、一般的な話とは別にして、自分的に感慨が深かったのは
実は自分もここからだいぶ後になるが
「UWF的なムーブの、プロレスごっこへの導入」を体験しているからだ。
プロレスごっこの思ひ出 - 見えない道場本舗 http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040405/p1
プロレスごっことシュート体験その2 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040406/p1
そして、この前多少評判になった「漫画やラノベの『生徒会』って、大げさだよね?なんであんなふうに描かれるようになったんだろう?」という創作系譜論の考察。
強大な権力を持ち、主人公のライバルになる『非実在生徒会』の歴史、元祖は?【創作系譜論】 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150118/p3
「非実在生徒会」の歴史や特徴について、頂いた情報をまとめます【創作系譜論】 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150119/p2
フィクションの物語論が、発掘された事実によって超えられる…というのはここちよい。
プロレス史を、当時のファン(のちのXXX?)が「どう受け取ったか」を中心に見ていくのも面白そうだ。
この前、曹操のことをtogetterでまとめたじゃないですか。
「三国志」日本での曹操人気、中国の人に経緯を説明するのは難しい… - Togetterまとめ http://togetter.com/li/910387
このときに言ったのが「どう語られたか、を中心に見ていったほうが、現実の生涯や歴史より面白いことってあるよね」だった。
宮本武蔵、坂本龍馬、千利休……などなどもそうかも。
そして「UWF」も、まさに「実際に行われたこと」も面白いが「それを受け取った世間、ファンの反応」こそが大きく、歴史を動かしていたんじゃないだろうか。
柳澤氏は、すでにクラッシュギャルズの本の中で、長与千種、ライオネス飛鳥とならぶもうひとつの視点として、「そのふたりに熱狂したファン」を登場させるという手法をとっている。
今回も、そういう形がとられていくのかもしれない。