http://wired.jp/2012/10/03/deep-blue-computer-bug/
チェスの世界王者に対しコンピューターを勝利に導いたのは、ある駒を犠牲にする一手だった。あの対戦から15年が経ったいま、設計に携わったあるエンジニアは、あの動きがバグのせいで生じたものだったと明らかにした。
(略)
ディープブルーの設計に携わったマーレイ・キャンプベルというコンピューターサイエンティストに取材した。マーレイ氏は同マシンを設計した3人のコンピューターサイエンティストのひとりだが、同氏によると、あの時ディープブルーは次の一手を選択できず、単にランダムに手を打ったのだという。
ブクマにもつけたが「ドラマにもほどがある」。
・・・まあこういうのにぞくぞくする背景に、膨大なSF的サブカルチャーで「冷静に計算し、分析する無敵のコンピュータ」に「感情をもった人間」が立ち向かい、その勝負を決するのは・・・
といった話が書きつくされているからね。その時「情熱」「愛」「感情」「勘」、そして「偶然」・・・・などがいろいろ作用していく、というパターンも多かった。
そんな「偶然」が実際の大勝負の中でも作用し、しかもそれが機械側の有利に働いた、とすれば・・・実に感慨深い。
ブクマもこれを書いている現在、400を突破しているが
http://b.hatena.ne.jp/entry/wired.jp/2012/10/03/deep-blue-computer-bug/
つまり不完全な良心回路を持つキカイダーの方が、完全な良心回路を持つゼロワンより人間臭いということですね。
いろいろとダメな
感想だ。(褒め言葉)
それをきっかけにブレークスルーが起きたのか、あるいは数学的必然の積み重ねか、今のチェスははっきりコンピューター側に分があるゲームとなっているようだ。