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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

機械にできること、できないこと…音楽の”パクリ”発見? 嘘を見破る? めくった本をスキャン?

■類似楽曲検索システムを作ろう
http://d.hatena.ne.jp/aidiary/20121014/1350211413
 
・・・今回作る類似楽曲検索システムは、従来からよくあるアーティスト名や曲名などテキストで検索するシステムや購買履歴をもとにオススメする協調フィルタリングベースのシステムとは異なります。WAVEファイルやMP3ファイルなどの音楽波形そのものを入力とするのが特徴です。たとえば、「具体的なアーティストや曲名は知らないけれど、この曲とメロディや雰囲気が似た曲がほしいな」なんていうときに便利に使えるシステム・・・(略)私自身、アーティストによって曲を買うことはほとんどないので、以前からこういうシステムがほしいなぁと思ってました。

やや表現が婉曲的なような気がする、というか別の使い道があるような気がする(笑)。
自分の感想ツイート(ブクマ)

「この曲とこの曲は似ている」と文字通り”機械的”に判定される仕組みが完成した後の、社会のあれやこれやの騒動を想像するとドタバタSF的に楽しい(笑) / “類似楽曲検索システムを作ろう - 人工知能に関する断創録” http://htn.to/QiapVF

あれは盗作だ、いや違うといった議論は、すぐれて人間的なものだけど、もしこの検索システムの精度が高まり、この基準に誰もぐうの音も出ないようなことになったら・・・

ああ、そのときはXXXのヒット曲のアレと、XXXXXXXの往年の名曲のアレを検索システムで見てみたいわーーー(笑)。それこそ、このシステムを潰すためにXXXが黒服に黒サングラスの男を送り込んできてもおかしかない。

あと、音楽性の違いで解散し、お互いにソロとなった某と某の歌をこのシステムで検索して「ほんとに音楽性ちがってるのか?似たよーな歌に聴こえるが」という長年の疑問を解消したい(笑)

コンピューターは今「振り込め詐欺」の声を見破れる?「うわずり方」で感知するんだって・・・

自分は朝日新聞の記事で読んだのだけど、検索して関連記事を
http://news.mynavi.jp/news/2012/08/06/005/index.html
http://news.ameba.jp/20120806-419/
http://blog.livedoor.jp/aiiro0928-nwesplus/archives/4419011.html

・・・大手電機メーカーの富士通名古屋大学と共同で開発したのは、振り込め詐欺を検知する技術。スマートフォンのアプリケーションソフトを使って通話内容から詐欺特有の「借金」や「回収」といったキーワードを識別するほか、被害者の声の高さや大きさなどで詐欺かどうかを判定するということです。

 「示談ということは、ご存知ですか?」(振り込め詐欺役)
 「話?」(被害者役)
 「返済期限が過ぎている借金があってね、あんた完全に無視しとったようや」(振り込め詐欺役)

 「声がうわずる、声が震えてくる、そういった場合を見つけ。・・・(略)」
 1分以上の会話の場合、90%以上の検出が可能で、今後は警察や金融機関などとも協力して実用化を目指すということです。

むかし、落合信彦氏が「すでにCIAは、世界の指導者の演説など、声だけを機械にかけて嘘発見器と同様に真偽を見抜く技術を開発している。それは秘密にされているのだが・・・」ということを書いてた記憶があるが(笑)・・・あながち嘘でなかったかもしれない。ならイラク核兵器開発に対して、亡命学者の証言のときにそれを使えよ、という気もするが(笑)。ていうか大統領選挙の討論会のときにテレビ局に提供してやれ(笑)


しかし「振り込め詐欺も見破る」という技術は成功するのか、成功していたとしたらどう発展していくのかね。
どう考えても行き着く先は藤子不二雄「テレパ椎」の世界になるような気がするのだが。

「じゃんけん無敵ロボット」

http://wired.jp/2012/06/29/rock-paper-robot/

東京大学(石川奥研究室)の研究者たちが、相手が出そうとするジェスチャーを見抜くことでじゃんけんに必ず勝つロボットを開発した。……「後出しじゃんけん」(自分が出す時を少しだけ遅らせる技)のロボット版だが、違うのは、これが超人的な速さで行われるということだ。

……このロボットの場合、人間の目では捉えられない速さで相手の動きを認識する。人間が手のかたちを作り始めるやいなや、認識を始めるのだ。人間が手の形を完成させるときには、すでに「勝つ手」を出している。

これ、「ハンター×ハンター」で「ハンター同士のじゃんけんは超人的な視覚と手の動きの勝負!」というのがあったな(笑)。

ただ、3年ほどまえだったか、2年ほど前だったか・・・テレビを見ていたら「キャッチボールで、届く範囲ならかなりの難易のボールでもキャッチする手のロボット」を見た記憶がある。

検索するとドイツのロボットしかでてこなかったけど、日本だったなあ。
その応用で、「本のスキャンは裁断しなくても、パラパラめくってもらうだけで読み取るロボット。ページの傾きや曲がりも自動補正」というのを同じ番組で見た。
おお、これが実用化されれば・・・と思ったけど、どこまでいま進んでいるんだろうね。


ああ、これは記事があったよ。こことキャッチボールの手のロボが同じ研究室、というのは記憶違いかな・・・?

■東大がパラパラめくるだけで書籍をデジタルデータ化できる最強のドキュメントスキャナを開発
http://newslog2ch.blog8.fc2.com/blog-entry-762.html

http://cyzo.tumblr.com/post/1069137318

実用化する複写機のベースになるのは、東大の石川正俊教授らが開発した高速書籍スキャンシステム
高速撮影カメラと赤外線レーザー装置の下で本のページをパラパラめくるだけで全ページを読み取る。

ページをめくるときに生じる文字や絵のゆがみを赤外線レーザーでとらえ、1秒間に500〜1千回撮影した
カメラ画像と照合し、瞬時に補正する。
これにより、1分間に170ページ程度を読み取れる。厚い本も複写できるという。


ボールのキャッチもじゃんけんも振り込め詐欺も音楽類似もそうなんだろうけど、人間にとって「一瞬」や「一言」の範疇に物理的におさまらざるを得ないものを100、1000、10000・・・に分解していって、それを分析していけば解決する・・・というタイプの課題に対しては、基本的にコンピューターは克服していくものだ、と考えたほうがいいのだろうね。

「飛ぶ矢は飛ばず」がまさか、この時代に実現するとは。

これだけ進歩しても、まだ「自動翻訳」は日常的に使えるほどではないんだよね・・・

実験してみてよ。
http://translate.google.co.jp/?hl=ja&tab=wT

天下のグーグルでも、これだものね。
こういうことでコンピューターができること、できないこと。それは逆に人間にできること、できないこと、を考えることにもなる。

だから、技術的なことはさっぱりわからなくても(笑)おもしろい。