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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「底辺校の読書感想文」(SPA!)って、ホントかどうかはともかく…逆に参考になるよ。

http://nikkan-spa.jp/279499

【ド底辺校の夏休み】宿題の読書感想文でパチスロ攻略雑誌を取り上げた生徒に呆然
・・・「九九ができない」「アルファベットのA〜Zを順番に書けない」など、とても高校生とは思えない学力しか持ち合わせていない、ド底辺高校生・・・「学期末テストを受けさせるなど至難の技。その代わりに、夏休みを利用して読書感想文を書かせたんですが、提出される内容が本当にひどい」と語るのは、公立校男性教師のE氏だ。

 「クラスの半数が『走れメロス』で提出してきたんですが、文面がみな同じでした。仲間うちで書き写したんでしょうね。まともに書いてきたかと思えば、『銀河鉄道の夜』を『ニートの妄想』『ミヤケンって童貞っぽい』と失礼なコメントに終始した女子生徒もいました。宮沢賢治を“ミヤケン”って、お前の友達か! 400字詰めの原稿用紙1枚の感想すら書けないんですよ」(E氏)

 それでも文学作品の感想なだけマシだ。

「昨年、私の学校では読書感想文の作品を指定したら生徒からブーイングが起きたので、自由に書かせることにしたんです。そうしたら漫画の『ワンピース』、ライトノベル涼宮ハルヒの憂欝』はまだしも、『散らされた純潔〜女子高生淫夢の放課後〜』という官能小説を読んできた生徒がいて、『AVもいいけど、たまにはこういうのもアリ』と文字どおりの感想でしたね。しかも、自分なりのヌキどころや実際ヌイいた回数まで、丁寧に書いてありました」(私立校男性教師・H氏)

 しかし、それでも小説。しまいにはパチスロ攻略雑誌で感想文を書いてきた生徒もいたという。

「“ART”や“中段チェリー”とかパチスロの専門用語ばかりで、内容が全くわからなかった。あと、強烈だったのは、『東スポ』の『街頭淫タビュー』(※素人女性がH告白をする人気コーナー)ですね。彼女の性癖や好きな体位などのエロ情報を記事風に紹介。比較しつつ、最後は『オレの女が一番』って結論づけていました。今年は一体何を読んで感想文を書いてくるのやら」(同)

http://kuura2.blog.fc2.com/blog-entry-604.html
の「まとめ」もある。
さて、どこまで本当のことやら、事実や取材に基づいたものなのやら・・・ツクリっぽさも感じなくはないのだが、一応事実だと仮定すると・・・すばらしい、としか言いようがない(笑)。
数日前、「読書感想文はこうやってでっちあげろ」というテーマで記事を書きましたが
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120824/p3

実はここで書けなかったことがある。読書感想文のひとつの書き方として、「本の悪口(批判)を書く」というのがあるのだ。!!
というのは実経験上分かる人も多いと思うが、褒め言葉よりけなし言葉のほうがずっとバリエーションが多く、次から次へとあきずに出てくる(笑)。いったんエンジンがかかれば、もうとまらない。
何を隠そう、自分も小学4年まで読書感想文はすごく苦手だったのだ。
しかし、その時読んだ子供向け伝記で、「徳川家康」「豊臣秀吉」「織田信長」を読んだら、それぞれが他の武将の悪口を書いていた(笑)。それを読み「え、信長はざんこくだったって書いてあるのに!」と思った自分は、家康の伝記記述をベースに、信長の伝記を批判する文章を書いた。・・・そしたら天啓を受けたかのようにすらすらと進む進む。ごはんがすすむくん。

悪口を書いて読書感想文をつくる、ことのすごさを気づけないE氏という教師(実在するならば、だが)、じつにダメダメですな。こんな先生が教えているから、雑誌の言葉を敢えて借りるなら”底辺”なのやもしれぬ。

『散らされた純潔〜女子高生淫夢の放課後〜』という官能小説を読んできた生徒がいて、『AVもいいけど、たまにはこういうのもアリ』と文字どおりの感想でしたね。しかも、自分なりのヌキどころや実際ヌイいた回数まで、丁寧に書いてありました」(私立校男性教師・H氏) しかし、それでも小説。しまいにはパチスロ攻略雑誌で感想文を書いてきた生徒もいたという。

そうそう、その本の存在自体を学校が認めたくないような本をわざわざ選んで書く、というのも非常にいい話であります。俺は学校や教育界の不祥事・問題点を論評した本を好んで読書感想文に書いたなあ(笑) 

そして・・・ここに至ってはもうね。

まともに書いてきたかと思えば、『銀河鉄道の夜』を『ニートの妄想』『ミヤケンって童貞っぽい』と失礼なコメントに終始した女子生徒もいました。宮沢賢治を“ミヤケン”って、お前の友達か!

まてコラ!! ほんとうにこういうコメントをよこしたのかその女子生徒って!?
だとしたら・・・「奨学金を受けて、本格的に大学で文学を研究しないか?」とか、その生徒の才能を伸ばしにかかるべきだろ!!!!

童貞としての宮沢賢治 (ちくま新書)

童貞としての宮沢賢治 (ちくま新書)

宮沢賢治は生涯独身を貫いた。それを自己犠牲による高邁な思想と捉えず、彼の作品を性的妄想がうずまく不純な産物として読みなおすと、これまでとは違う賢治像に出会える。「童貞」として、他者との関係を自ら断っていく賢治の生き方は、現代のさまざまなコミュニケーション障害の病につながり、また絶対的な他者との同一化を目指すテロリズムの思想にも親和性をもつ。まったく新しい宮沢賢治の世界を俯瞰する、挑戦的な一冊。
 
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
押野/武志
1965年山形県生まれ。山形大学人文学部卒。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。広島文教女子大学短期大学部講師を経て、現在、北海道大学大学院文学研究科助教授。専攻は日本近代文学夏目漱石宮沢賢治といった日本近代文学の正典批判を展開。本格ミステリ研究会(仮称)を主宰し、「後期クイーン的問題」に取り組み中


ま、その女子生徒が予備知識を持っていて、それでからかったのかもしれない(俺も国語では、解説書などで「正解」を知った上で、ふと先生の授業によってその真実に導かれたようにふるまったりした。先生よろこんだ(笑) )。ハンパなライターのツクリ文章だから、自然な感想文を思いつかず、ついこういうふうに、宮沢の経歴に沿ったイカニモナ感想をでっちあげたのかもしれない。
というか、もしこういうふうに思いをめぐらせることもできないとしたら・・・E先生、あなたが「底辺教師」だよ!