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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

不妊治療の野田聖子氏の総括……『若い人が「野田みたいにならないよう早く産もう」と思ってくれたら』(いいのか?)

重い話で、語って楽しいものではないが、重要な問題なので
週刊SPA!にインタビューが載っている。
http://nikkan-spa.jp/magazine/172589
一部がネットでも読める。

野田聖子 不妊治療で薬漬けだった10年間
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/spa-20120321-04/1.htm
体外受精に挑戦すること14回。妊娠、流産、離婚、再婚を経験し、米国病院での卵子提供を受けて、ついに50歳で初産――。週刊SPA!3月19日発売号の「エッジな人々」では、40歳から10年にわたって不妊治療に取り組んできた野田聖子衆院議員を直撃。母・野田聖子と議員・野田聖子のはざまで格闘する彼女の素顔をつまびらかにした。
(略)

――卵子提供から現在に至るまでの道のりは、フジテレビのドキュメンタリーで放送されましたが、「障害を抱えた子が生まれるのを承知で子供をつくるなんて、エゴだ」と、だいぶ批判もあったようですね……。
 
野田: そういう批判は構いません。だって、出産自体、エゴじゃない? 子供の側から見れば。親がエッチして、世に送り出されちゃって。ただ、ネット掲示板に「基地外」だ「ババアは引っ込んでろ」だの書かれたときは、ずっと泣いてましたよ。何だか日本人が汚く見えて…(略)

――お子さんにこれだけ重篤な障害があるなら、1日中母親が付いているべきだという批判もありますよね。
 
野田: 「お母さんに徹しろ」って批判ね。徹したいよ、私だって。死にかけてる子供がいるのに、仕事をするのはツラいですよ、本当に。でも、やっぱり社会人として穴開けられない仕事は、行くしかないでしょ。私の心の中では、いつだって「母・野田」と「議員・野田」がケンカしてますよ。天使と悪魔みたいに

その心労や、葛藤は外部から想像しようもないが、本当に頑張ってくださいというしかない。

ただ、このインタビューの結論、総括が・・・(ネットにない、雑誌部分です)要約すると

『若い人が「野田聖子みたいにならないよう、早く産もう」と思ってくれたらいい』…
繰り返す。そう、野田聖子氏本人が言っている。


だが、…この言葉、いいのか(「政治的に正しい」か)?
「本人の言葉」ならいいのか?


・・・と同時に、野田氏の内面を察することができて、仮に「政治的に正しく」なくても批判する気にはなれないなあ・・・


<※このあと、「彼女の言葉を分析すると、・・・・という結論になるのだが」的な考察を書こうと思ったが、それはやめた。ただ、彼女の言葉自体が多くの人の目に触れることは、何度か考えてみたが望ましいと思う。折り合いをつけ、ここで投げ出す+参考のリンクを張る>

【参考リンク】
■科学と政治(正義)…たとえば出産年齢について
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110514/p3
クローズアップ現代『産みたいのに産めない 〜卵子老化の衝撃〜』のツイートまとめ (2012.02.14)
http://togetter.com/li/257683
■結婚と出産に関する「不都合な真実(?)」二題。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120215/p3