良くも悪くも、性格などに昔と変わったところはありません。おなじみの彼らの「セカンドシーズン」です。
地位は変わってます。ドナウ川発掘の業績はそれなりに評価されているようだし、博士号取得も間もなくらしい。じゃあ探偵(オプ)の仕事なんてしないだろ、となるのは自然だが、例の事務所のパートナーが、「事務所を閉める前の残務整理」と称して、かなりたくさんの仕事を請けてしまった・・・という設定だそうな。
今回のエピソードの核は「襲撃されて意識不明になったひとりの男がいる。この男は、ある女性を助けた英雄なのか?それとも仲間割れでやられただけの、女性に危害を加えた側の一人なのか」という謎をキートンが追うというもので…
この問題設定自体は面白かったのだが、その謎解きの結論(推理過程)は「え?たしかに状況証拠ではあるが…決定的証拠とは違うんじゃない?」と正直拍子抜け。
歴代キートンエピソードで、個人的評価のランク付けをすると「中の低」もしくか「低の高」でした、正直な話。ただ今回は、「現在欧州で問題になっている、こんな犯罪がありますよ」というトピック紹介が眼目だったんだろうね。
それでもキートンの性格設定や探偵業をやるということが変わらないのだから、この「MASTERキートンReマスター」続けていけばいいエピソードも出るだろう、と期待しています。
MASTERキートン 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 浦沢直樹,勝鹿北星,長崎尚志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/08/30
- メディア: コミック
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