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- 作者: クリストフニック,ミシェルエルチャニノフ,高野優
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/08/20
- メディア: 単行本
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……2人の著者は(略)、S・ミルグラムが半世紀前に実施した有名な〈服従実験〉にならって、テレビの新しいクイズ番組を装い、設定を変えて同じ実験を行った(略)
解答者(になりすましたサクラ)が答えを間違えるたびに、出題者(クイズ番組と信じる被験者)はレバーを押して、相手に電気ショック(実際には通電されない)を与える。間違えるごとに電圧が高くなり、解答者はどんどん苦痛の色を増していく(ように演技する)。そうした状況下で、出題者はどこまでレバーを押し続けるか、という実験だ。
ミルグラムの実験では62・5%の被験者が、なんらかの葛藤を示しつつも、最高の450ボルトまで、レバーを押し続けた。ところが本書の実験では、なんと81%もの〈普通の人びと〉が、最高ボルトまで操作…(略)実際に通電したとすれば、死にいたる恐れのある強い電流で、それは被験者も承知していた。 学術実験ではなく、単なるテレビのクイズ番組で…
ミルグラム実験は別名「アイヒマン実験」とも呼ばれるとか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%92%E3%83%9E%E3%83%B3%E5%AE%9F%E9%A8%93