実にどうも、おもしろというかなんというか……
togetter.com
これはそもそも「アオイホノオ」や「かくしごと」のように漫画家の”自虐”ネタであり、面白おかしく書いただけでしょ?
異世界小説原作のコミカライズを滅茶苦茶嫌がる漫画家ネタを描いて、異世界小説書いてる小説家が傷ついてる騒動…
— モンキー・アドベンチャー (@monkey_adventur) November 14, 2024
漫画家の本音かネタは知らないが「せめて前もって仁義をきっておけば」で思い出すのが藤田和日郎先生ネタ描く了承得る為北海道から東京に来てネーム読んで貰う島本和彦先生は流石だった https://t.co/9lXfRSH0NP pic.twitter.com/L4iXSYRtHU
下手したら原作者の反応も『プロレス』で『ブック』にかかれてただけじゃない?と思うんだけど(※ブックとかゆーな。「プロレス」も使用注意のやつ)。
ただ、”マーク”な連中(※この隠語に至っては通じん)のヒートを買いはするだろうな。
「…まあ、ヤツらに知っておいてもらいたいのは、ヤツらが俺にヤジを飛ばすたびに、俺は笑いながら1ドルずつを銀行に預けているんだ。ざまあみろ!」(超悪役バディ・ロジャースの言葉)
そしてこの記事を紹介するのである。
そこにもリンク張っているが、伝説の掲示板(2ちゃんねる)投稿の小説(しかも史実通り)
blog.livedoor.jp
コナン・ドイルも有名だが、実は「ルパン」のモーリス・ルブランも、安楽椅子探偵を生んだ「隅の老人」の作家も同じようなこと言ってたんだぜ。
……契約はとてもよかった。しかしそのときすでに心の中では、雑誌に扇情的な小説を書くのは、私自身のためによくないのではないかという葛藤があった。私はそれ以上のことを成し遂げたかったのだ。もっと大きな成果をだ。私の名前を国中に知らしめるような本を書き、それを皆が繰り返し読んで議論をし、さらに私はその意見に傾聴するというようなことだ『
(略)
私は鷹のような大物を狙っていた。しかし一方で一、二羽の雀を撃ち落せた。
そういったささやかな成果の中で最も重要だったのは、(私のプライドはそれらを成功と呼ぶことをよしとはしない)…「隅の老人」シリーズ…(略)さて、私はこの作品に将来をかけるほどの馬鹿ではなかった……(後略)
さて、そんな余談はともかく「不本意な原作を書く漫画家」…じゃなくて「自分をネタに自虐を描いた漫画」としてあくまでも扱うが、そも、あの「バクマン。」にも、「オリジナルを描いていた漫画家に、編集部が『原作付きをやらないか?』と言い出すとき」という、こんなのを「バクマン。」で書いていいの? 大場つぐみと小畑健はどんな気持ちでこれ描いたの?というくだりがあったじゃないですか。
「バクマン。」の中に「原作つき作品の作画をやってみないか?と編集部から言える漫画家は、絵が上手くてしかも『これ以上お話作りが上手くならない』と確信できる人じゃないとだめだ」という一節があり、これを書いている小畑氏の心境やいかに・・・と思わせるものがありました。
もっともそういうぎりぎりのコースは、両者がある程度意識して出しているふしもあるけれども。
m-dojo.hatenadiary.com
駒を紹介したいが、何巻にあった記述だっけ?
自分はこの前、集英社半額セールで電書買い直しをしたのだけれども、この記述何巻にあるか、詳しい人は教えてください。
なお、クイックジャパンではそういうほのめかしでなく、実際に「原作付き漫画のデメリット」を語る貴重な証言があり、
大場つぐみ大場「印税が半分になることでしょうか(笑)」
小畑健「たくさん出てくるので考えないようにしています」
ペンの稼業は、泣き笑い……