企画
仮題 「漫画家はtwitterでこんなことをつぶやいている」
趣旨
現在、多くの漫画家がtwitterでアカウントを保持し、仕事の合間などにつぶやいている。在宅で決まった勤務時間がなく、また精神的に行き詰った時に手軽な気分転換を要する……という職場環境からか、他の言論人・文化人には見られないような興味深いものも多い。
もちろん多くは挨拶やひとこと感想、「仕事おわったー」「腹減った」などが多いが、貴重な創作秘話や青春の回想、鋭い他作家・他作品への批評や漫画家同士の相互のやりとりなど貴重なものが多い。漫画家がそれぞれ多くのファンを持つので、ファンはまめにこれらの重要な記述をテーマごとに「togetter」にして保存しているが、それでも全部は読めないし、3000ツイートが保存の限界であるtwitterの記録は永遠に失われる可能性は高い。また、だれのやり取りにどう反応したかをすっきりとまとめるのは簡単なようでいて難しい。
漫画家が作品以外のエッセイ、文章を発表する機会は、以前は相当の大家に限られていたが、新旧老若関係ない世代の文章が読めるのも、twitterの生んだ偉大な功績だった。
対話相手の権利問題、構成の方法、それぞれへの報酬など課題は多いが、貴重な文化遺産のひとつと位置づけ、書籍化することでさらに多くの人に読みやすいものにしていきたい。
構成
中心的漫画家を選ぶ。
ゆうきまさみ、椎名高志、藤田和日郎、東村アキコ、島本和彦、遠藤浩輝、とよ田みのる、篠房六郎 、七月鏡一 、いしかわじゅん…その他大勢
http://www.zumix.jp/twitter/cate17.html
これは企画者のフォロー状況によるバイアスがあるので、各自客観的に修正・追加されたい(笑)
主観的は、けっこう長文(連続ツイート)を書いている人、今まで知らなかった情報…特に一次情報となる「自分の体験記」を書いている人、自作・他作含めての作品評、時評、創作のテクニックやロジックなどを書いている人を主軸に据えたつもり。
ここに漫画家相互のやり取り、丁々発止をうまく絡めて行きたい。
もちろん、リアルでは書籍化のアテなんかひとつもない(笑)、だからエア企画書をブログなんかに書いているのだ。
ただ別に漫画家に限ったことじゃないけど、いろいろなプロの含蓄あるtweetが「流れて」いくのはやっぱりもったいないねえ、と思って、こんな形で書いてみた次第。
電子書籍とか、1作家が自分のツイートに限定して同人誌形式で出せばいいんじゃないかな?(あからさまに島本和彦@simakazuを想定した!!)