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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

公開企画書「漫画家のtwitterつぶやき・やりとりの書籍化」

企画

仮題 「漫画家はtwitterでこんなことをつぶやいている」
 

趣旨

現在、多くの漫画家がtwitterでアカウントを保持し、仕事の合間などにつぶやいている。在宅で決まった勤務時間がなく、また精神的に行き詰った時に手軽な気分転換を要する……という職場環境からか、他の言論人・文化人には見られないような興味深いものも多い。
もちろん多くは挨拶やひとこと感想、「仕事おわったー」「腹減った」などが多いが、貴重な創作秘話や青春の回想、鋭い他作家・他作品への批評や漫画家同士の相互のやりとりなど貴重なものが多い。

漫画家がそれぞれ多くのファンを持つので、ファンはまめにこれらの重要な記述をテーマごとに「togetter」にして保存しているが、それでも全部は読めないし、3000ツイートが保存の限界であるtwitterの記録は永遠に失われる可能性は高い。また、だれのやり取りにどう反応したかをすっきりとまとめるのは簡単なようでいて難しい。

漫画家が作品以外のエッセイ、文章を発表する機会は、以前は相当の大家に限られていたが、新旧老若関係ない世代の文章が読めるのも、twitterの生んだ偉大な功績だった。
対話相手の権利問題、構成の方法、それぞれへの報酬など課題は多いが、貴重な文化遺産のひとつと位置づけ、書籍化することでさらに多くの人に読みやすいものにしていきたい。

構成

中心的漫画家を選ぶ。
ゆうきまさみ椎名高志藤田和日郎東村アキコ島本和彦遠藤浩輝とよ田みのる篠房六郎七月鏡一いしかわじゅん…その他大勢
http://www.zumix.jp/twitter/cate17.html
これは企画者のフォロー状況によるバイアスがあるので、各自客観的に修正・追加されたい(笑)
主観的は、けっこう長文(連続ツイート)を書いている人、今まで知らなかった情報…特に一次情報となる「自分の体験記」を書いている人、自作・他作含めての作品評、時評、創作のテクニックやロジックなどを書いている人を主軸に据えたつもり。
ここに漫画家相互のやり取り、丁々発止をうまく絡めて行きたい。

問題点・課題

連載が各出版社にまたがり、個性の強い作家たちからtwitterのつぶやきの掲載了承、また必然的に必要となる編集作業の了承を得るのがまずかなり難しいと思われる。
さらに、いい質問や、その感想を受けて面白いつぶやきに発展していた一般のtwitter利用者から転載許可をどう取るか。難しい場合は要旨紹介にとどめてカットするしかないか…
また、印税の配分、テーマ設定、どのつぶやきを取捨選択するか…などなどにおいて困難が予想される。
しかしその困難に、あえて挑戦する価値はあると思われる。

もちろん、リアルでは書籍化のアテなんかひとつもない(笑)、だからエア企画書をブログなんかに書いているのだ。
ただ別に漫画家に限ったことじゃないけど、いろいろなプロの含蓄あるtweetが「流れて」いくのはやっぱりもったいないねえ、と思って、こんな形で書いてみた次第。
電子書籍とか、1作家が自分のツイートに限定して同人誌形式で出せばいいんじゃないかな?(あからさまに島本和彦@simakazuを想定した!!)