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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

高島学氏が2010年12月30日、31日2つのメインを語った文章(ゴン格)

ゴング格闘技買うたです。

GONG(ゴング)格闘技2011年3月号

GONG(ゴング)格闘技2011年3月号

表紙が「まさかの」というべきか「順当に」というべきか、日沖発vsマルロン・サンドロ。以前「kamiproならたぶん『まだ”俺たちの日沖発”じゃない』『日沖とは”物語”を共有してない』と言うだろうなあ」というネタをここで書いてましたが(※元ネタは岡見勇信です)、ゴン格は知らないうちに?「俺たちの日沖発」になっていた。なにしろ日沖発1万字インタビューですよ。ゴン格の日沖か日沖のゴン格か。男気万字固め。
 
 
だから表紙にもうたわれた「日沖発1万字インタビュー」も、聞き手が高島学氏であることは想定内(笑)。だが想定外だったのは、高谷裕之のインタビューも1万字ではないものの、写真を含めて4ページも取り、日沖の次、2番目に登場するという扱い。実質「日沖・高谷」というセットで扱っている、といってもいいのです。ちなみに次が川尻達也vsジョシュ・トムソンの勝者川尻で、インパクトと話題性ではやはり1番であったろう青木真也vs長島☆自演乙☆雄一郎の勝者・長島はその次。
王道16文、タネも仕掛けも無い正統派の意地を見せたチョイスでしょうか。
 
そして、そういう風に年末の日沖発高谷裕之をセットにして、特集の冒頭に高島学氏はこう書いている。

打ち合いたいから、打ち合うのか。
「否」。
勝ちたいから、二人は打ち合った。
殴られたくないから距離を取るのか。
「否」。
負けたくないから、勝ちたいから彼らは距離を取る。
2010年、最後の2日で2人の日本人チャンピオンが登場した。
懸命に戦った勝者と、必死に戦った最高の敗者が2人存在した、2010年12月30日と31日。
格闘技がこの世に存在して、本当に良かったと思える2日間だった。

非常に詩的な、おそらく記者渾身の文章なので紹介した。