ゴング格闘技買うたです。
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/01/22
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だから表紙にもうたわれた「日沖発1万字インタビュー」も、聞き手が高島学氏であることは想定内(笑)。だが想定外だったのは、高谷裕之のインタビューも1万字ではないものの、写真を含めて4ページも取り、日沖の次、2番目に登場するという扱い。実質「日沖・高谷」というセットで扱っている、といってもいいのです。ちなみに次が川尻達也vsジョシュ・トムソンの勝者川尻で、インパクトと話題性ではやはり1番であったろう青木真也vs長島☆自演乙☆雄一郎の勝者・長島はその次。
王道16文、タネも仕掛けも無い正統派の意地を見せたチョイスでしょうか。
そして、そういう風に年末の日沖発・高谷裕之をセットにして、特集の冒頭に高島学氏はこう書いている。
打ち合いたいから、打ち合うのか。
「否」。
勝ちたいから、二人は打ち合った。
殴られたくないから距離を取るのか。
「否」。
負けたくないから、勝ちたいから彼らは距離を取る。
2010年、最後の2日で2人の日本人チャンピオンが登場した。
懸命に戦った勝者と、必死に戦った最高の敗者が2人存在した、2010年12月30日と31日。
格闘技がこの世に存在して、本当に良かったと思える2日間だった。
非常に詩的な、おそらく記者渾身の文章なので紹介した。