http://footballnet.sakura.ne.jp/2010/12/---1/
ミャンマーの軍事政権は熱烈なサッカーファンで、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(マンU)買収まで検討していた――。英紙ガーディアンは、告発サイト「ウィキリークス」が暴露した外交公電でこんな事実が発覚したと報じた。
(略)
軍事政権トップ、タン・シュエ議長の孫が10億ドルでマンUを買収してほしいと議長にせがんだ……しかしミャンマーは当時、台風による壊滅的な被害からの復興途上……「議長はこのような出費をすれば体面が悪くなると考え、ビルマ(ミャンマー)の国内リーグを作ることにした」…こうしてミャンマーサッカーリーグが設立・・・
(略)・・・同リーグは大成功を収め、観客が詰めかけてテレビやラジオも全国中継を・・・
むむう。
「贅沢三昧で国民の生活を省みない腐敗した独裁政権」という文脈で進むかと思ったら、結局最終的に取った政策が国民から支持を受けてるやん。
ドラ息子の最初のおねだりは失笑ものだが、独裁者にも「そもそも検討の余地もなく一蹴すべきだろ。サッカーだけに一蹴。」とか面白く突っ込むのはとにかく、最終的な結論はまぁ真っ当だしな。
その代わりに導入した「ミャンマーリーグ」が、国民から「こんなに台風被害で苦しいのに!」と批判を浴びるんならともかく、人気じゃなあ。
まあ独裁政権下であっても、いやだからこそ日々の楽しみがほしい、ヒーローに熱狂したいという人たちを責められるはすもない。
無いのだが、それでも何か、ちょっと気分が晴れやかにはならない話として受け取った。
これがウィキリークスの新たな一情報。