INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

山岡賢次の週刊新潮請求放棄と「SLAPP裁判」

週刊新潮 2010年5月20日号(2010/05/12発売)

週刊新潮の見出しのつけ方は、週刊文春とくらべるとどうもイキな感じがしないのだが、真ん中よりやや右の見出し。

山岡荘八が泣く!裁判からコソコソ逃亡した<雲の上発言>「山岡賢次

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100512-00000005-mai-soci
もしくは
http://d.hatena.ne.jp/tdam/20100512/1273632923

<名誉棄損訴訟>山岡議員が請求放棄 「秘書給与疑惑」報道

5月12日2時31分配信 毎日新聞
 民主党山岡賢次国対委員長(67)が秘書給与の肩代わり疑惑を報じた週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして発行元の新潮社(東京都新宿区)などに1000万円の賠償を求めた東京地裁=大段(おおだん)亨裁判官=の訴訟で、山岡氏側が訴訟を打ち切る「請求放棄」を申し立てていたことが分かった。10日の弁論準備手続きで地裁に申し立てが認められ、訴訟は終結した。請求放棄は法的に山岡氏側の敗訴確定と同じ効力を持つだけに、説明を求める声が上がりそうだ。

 新潮社によると、山岡氏側は4月30日付で地裁に「請求放棄書」を提出した。放棄書には「請求すべてを都合により放棄する」とだけ書かれていた。10日の準備手続きで山岡氏側は「都合」の詳細について言及しなかったという。

(後略)


この経緯って、これを思い出すのよ。
ウィキペディアの「横山ノック」

…運動員をしていた女子大学生から「選挙運動中に下着の中に手をいれられた挙げ句に性器を触られ、当日性交をするために自分の所へ訪れよと命令された」として、強制わいせつとセクハラ行為で民事訴訟を起こされた。それに対して横山は「事実無根」と完全否定し、女子大学生を虚偽告訴容疑で逆告訴・・・・・・裁判開始後、横山は「公務の時間を奪われたくない」という理由で、答弁回避を選択。その一方、法廷外での記者会見や府議会では女子大学生を非難する発言を繰り返したことで批判を浴び、・
・・(略)・・・大阪地方裁判所はセクハラ行為を認定した他、横山の逆告訴や法廷外での発言を名誉毀損であると認定し、横山に女子大学生に対して1100万円(セクハラ訴訟としては過去最高額)の支払いを命じた

首長や議員などが裁判の際に「不戦敗」を選択したら、それだけで地位を失うようなものなのだよ。もっとも加藤紘一も、同じような不戦敗をしているが。
http://homepage2.nifty.com/tatsumi1123/back/H8-nagata/nagata58.html

野党・新進党臨時国会で (1)加藤氏のヤミ献金疑惑の民事訴訟敗訴問題で議員辞職を要求 (2)消費税据え置き法案を提出──との方針を決定している。新進党は加藤幹事長のヤミ献金疑惑訴訟敗訴問題に焦点を絞り、連立与党・橋本政権に攻勢をかける戦術を立てていた。
(略)
「加藤のヤミ献金問題への対応は命取りになりかねないだろうな。小沢党首が党内の批判を承知で西岡武夫を幹事長に据えたのは加藤の首を取る狙いからだ」

さて、こういう形で、とりあえずの言い訳として相手を訴えることを昔は「メンツ訴訟」といいましたが、最近「SLAPP裁判」という言葉が使われるようになった。といってもはやるかどうかは微妙です。その当事者であると自認する西岡研介・烏賀谷陽道両氏の対談本

俺たち訴えられました!---SLAPP裁判との闘い

俺たち訴えられました!---SLAPP裁判との闘い


でこの概念を紹介、いまはやらせようかというところだからです。
同書から引用するとSLAPP裁判とは
「自分に不利な情報や意見が公になることを妨害するための民事訴訟」で、アメリカでは28の州、地域にこれを防ぐ法律があるというそうな。

SLAPPとは
SLAPPとは”Strategic lawsuit Against Public Participation”の頭文字を取ったもの。
もっと詳しい定義がアメリカのこれらの法律から紹介できるのだが、ちょっと時間が無いのであとで詳しくね。

取りあえず今回の「山岡賢次週刊新潮を民事で訴えたら不戦敗・・・いや途中でタップ負けしたでござる」の話は、

SLAPP裁判はてなキーワード作った

という言葉と、それを紹介した上記の本の知名度を高める格好の材料であるので、便乗して紹介した・・・というわけだ。