上のツイッター http://twitter.com/zyesuta/
で引用されていたのだが
http://twitter.com/takapon_jp/status/7951596358
最悪なのが俺の押収されたPCのメール読み担当検事。「お前のメール全部よんだよ。ひひひ」と言いながら、女の子に送ってるメールとかの内容を取り調べ中に話してくる。 1:49 AM Jan 20th from web
takapon_jp
堀江貴文(Takafumi Horie)
と。反響を呼んでいます。
わたし以前、これについて書いてました。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090814#p4
■検察はまず逮捕者の異性関係や性的嗜好?を調べ、それを取調べに利用する…という話
ここに「ホリエモンと援助交際」という一節を書きました。
・・・もうひとつ「ヒルズ黙示録 最終章」という本がある。
ここで笑っちゃったのが、例のなんとかとかかんとかという経済犯罪の容疑で逮捕したホリエモンに対して、東京地検特捜部は集中的にホリエモンは援助交際をしたんじゃないか?ということを捜査している(笑)
いかにもそういう感じのキャラクターなためでしょうけど、あとはホリエモンを起訴した容疑が、まれにみるほど法律上微妙だということがあるんじゃないだろうか。そっちでは無罪だが、押収したPC資料などから援助交際(なんとか条例違反)のほうを立証し、そっちで罰することで社会的に葬ると。
検事たちはこういうこともやっていくのだ。
でも、児童なんとか条例違反で起訴するならまだマシで、それを突き止めた後、そっちは起訴しない、取り上げないことと交換条件で、その微妙な経済事件の案件で認めさせる・・・ということもあり得る
ところがリンクを読むと、例によって「原文が載っている本が見つからん」とある(笑)。
はい、年末のおそうじで出てきております。
あらためてご紹介します。
「ヒルズ黙示録 最終章」 P47-48より。
マネロン疑惑が次第に薄まるとともに、特捜部内では、何か余罪はないか鵜の目鷹の目になって慌てだしている。3月下旬以降、特捜部が躍起となって洗い始めたのは、マネロンとは打って変わって堀江の「合コン」疑惑だった。堀江の女性関係に詳しいライブドアの若手を呼び出し、堀江がどういう女性と付き合い、飲食をともにしていたのか、細かく聞き出している。とりわけ堀江が20歳未満の女性と飲んだり、性交渉をもっていたりしないかという点に力点がおかれていた。
取調べをした検事は、堀江の強制わいせつ、強姦、淫行(東京都青少年育成条例違反)、買春がないかどうかたずねてきた。
「ありえないほど、しつこく聞かれました。僕が知る限りのことを正直に話しましたが、犯罪性を示すものはありませんでした」
事情聴取を受けた若手はそう言って苦笑した。
ライブドアの複数の元幹部や側近が、堀江の女性関係を根掘り葉掘り問いただされていることから、特捜部が組織だって堀江のセックス・スキャンダルの操作をした形跡が濃い。一部の検事が冷やかし半分に聞いてみたというレベルを超えている。ひんぱんに堀江の女性関係を問いただされたライブドア幹部は、取調べにあたった検事から「特捜部がこんな操作をしているとバレたら恥ずかしいので、絶対に内密にしてほしい」と念押しまでされた。
ところが、これもまたマネロン疑惑同様に特捜部の見込み違いに終わり、堀江の三度目の逮捕はなかった。
詳細は同書へ。
- 作者: 大鹿靖明
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2006/11
- メディア: 新書
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