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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「匿名である自由」の終わり・・・ネットカフェで本人確認。こりゃ面白い

http://www.excite.co.jp/News/magazine/MAG7/

009年11月27日 21時56分
<ネットカフェ>本人確認義務付け 警視庁が条例提出へ
 警視庁は27日、本人確認なしで利用でき、匿名性が犯罪の温床になっているとして、インターネットカフェの入店時に利用者と店側の双方に本人確認を義務付ける条例案を来年2月の都議会に提出する方針を明らかにした。条例化されれば全国初で、警視庁は来年度中の施行を目指す。

 条例案は「インターネット端末利用営業の規制に関する条例」(仮称)。個室を備えたネットカフェが対象で、利用者に運転免許証などによる身分確認を求め、その記録を3年間保存するよう義務付ける。出入店時間・使用端末の記録の3年間保存も規定する。

 また、本人確認をしない店舗に対して都公安委員会が確認の徹底を指導し、従わない場合は営業停止命令を出す。命令に違反した店舗や、氏名や住所を偽った利用者には罰則を設ける。

 警視庁は今月28日〜12月11日にホームページで条例案の骨子を公表し、意見を募集する。【町田徳丈】

こりゃ面白い法哲学談義だ。
実際にネットカフェの匿名性を利用した犯罪は存在するだろうけれども・・・・

・・・・えーとねこの前読んだ山形浩生「訳者解説」に、ローレング・レッシグって人の「CODE」の解説が採録されていました。
このレッシグっておやじ、前田日明の言葉を借りれば「そや、レッシグ、わかっとるやないけお前も!!」とばしばし肩をたたきたくなるような・・・少なくともぼくが自分で考えていたことと、最後の結論が一致したっぽいところがあったのでカンゲキしたのですが。
ぼく流にレッシグの主張を3行に要約するとこう。


IT技術はそのまま発展すると、どんどんその技術力によって『どこのだれがどの情報に触れ、どう発信したか』を補足できるようになっていく。だから逆に『意図的に匿名にする』仕組みが重要で、『ではどんな匿名がいいのか?』をわれわれは議論しなきゃならない


たぶんね。茨城県と長野県ぐらいには近いと思う。

で、ネットカフェはたしかに匿名である(もう、多くは身分証明してるけどさ)。
この匿名は「意図的にまもるべき」ものかどうか?これから東京都議会で議論されていくだろう。
ネット上ではまだ「海賊党」はないので(笑)、ここはどうあっても「おおやにき」にて論じて欲しいものだ。
http://www.axis-cafe.net/weblog/t-ohya/