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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

DREAMに、地上波もCSも恐怖の”刺客”が登場?「TUF」&フジ特別ドラマ「誰かが嘘をついている」

まずPPVは、こんな時期にぶつけてきやがったですよ。
NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

【海外総合】 WOWOW 「 TUF 」初回放送は6日深夜 ※ DREAM の PPV と同時間帯 < Gryphon
http://www.wowow.co.jp/pg/detail/080857001/index.php
ジ・アルティメット・ファイター」番組史上初めて国別対抗戦の形式が取られる今回のシーズン9では、アメリカチームとイギリスチームが激突する!UFC本大会への出場契約を目指し、若手格闘家たちが激しいトレーニングを積み、熱戦を繰り広げる。第1話では、ラスベガスでのアメリカチームとの対戦に臨む、イギリスチームのメンバーを決定する選抜試合が行われる。厳しい戦いに勝ち残り、最後まで生き残る選手は誰だ!?


10/6(火)深夜0:00  (DREAMのスカパーPPVは午後11時開始で、ぶつかります)

10/8(木)午後5:45 (再放送)


吹き替えにはゆでたまご先生も参加。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/text/200910030001-spnavi.html


さて、地上波の刺客は・・・「熱中時代・痴漢編」じゃないや(笑)、
午後9時からの特別ドラマ「誰かが嘘をついている」フジテレビです。
つまり、主演が人気絶頂の水谷豊、なんですよ。

http://www.fujitv.co.jp/dareuso/index.html

佐藤敏昭(水谷豊)は、妻と二人の子どもを持ち、時計会社の商品開発部に勤めるごく普通のサラリーマン。
秋のある朝、敏昭はいつものように出勤するため、満員電車に揺られていた。電車から降りると、突然スーツの袖を掴まれる。振り向くと、「痴漢……しましたよね?」と女子高生・持田舞(佐津川愛美)が立っている。身に覚えのないまま駅員室に連れて行かれ、警察で事情聴取を受ける羽目になった敏昭は、会社にも家族にも連絡出来ないまま拘留される。
警察から連絡を受け、茫然自失の妻・美羽(宮崎美子)は、就職活動中の長男・貴浩(手越祐也)と高校生の長女・由香(谷村美月)には、帰って来ない父について急な出張だと説明した。

友人の山崎弁護士(モト冬樹)が美羽から連絡を受け、面会にやって来る。無実だと敏昭が説明しても、「ここから出たいのなら否認はするな。罪を認めないと勾留が長引く。裁判にでもなったら99%勝ち目はない。痴漢事件の裁判はそれくらい難しい」と山崎は繰り返し言う。留置場から護送車に乗って検察庁や裁判所に移送され、取調べが始まった。同房の結婚詐欺の常習犯(カンニング竹山)からは、検事や裁判官にも当たり外れがある事や、自分にかけられた容疑が「強制わいせつ罪」という事と教えられる。会社の上司・阿藤(浅野和之)と部下の三浦(山本未來)も敏昭を訪ねて来て・・・・・・・


てなわけで「なーんだ、映画『それでもボクはやってない』の2番せんじでしょ?」という人もいるでしょうが、熱中時代のヒーロー水谷豊ですからね(「相棒」見てないんです・・・)ジクザグ気取った、都会のシグナルですよ。

あと、また「ヌイグルメン!」に続いて「僕のドラマ」ですよ。正確にいえば「僕のドラマに半分なりかけている」かな。
(「僕の・・・」理論についてはhttp://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090914#p3参照。私が冤罪でひどい目にあったとかの意味ではない(笑))


これは何度か関連エントリを書いていたから証拠があるっちゃあるかな。今年の前半、はてなでは痴漢と痴漢冤罪について盛り上がってたよね。そのときに考え方の骨子を書いていた。


■痴漢犯罪・基本の基本。そも冤罪か迷宮入りかなのだ構造的に。じゃあ対策は?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090422#p6
■性犯罪の「二次被害」(セカンドレイプ)は、近代裁判においては不可避なのでは?という疑念(+ゲーム規制論)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090610#p8
■「植草被告の逮捕は国策捜査だ」というのは”セカンドレイプ”になるのかならないのか
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090624#p4


最初のエントリから、文書を再録させてもらう。

【まったく言わずもがなだが、痴漢犯罪に関する大前提】

・裁判は証拠に基づいて有罪か無罪かを決める。そして「合理的な疑いの余地」がある場合、疑わしきは罰せずの原則で無罪になる(べきである)


・痴漢という犯罪がいわゆる満員電車なんかで起きる場合、女性の体を満員の中でこっそり触るという形式が多数(だよね?)。この場合、犯人は騒ぎになりそうだとなったら慌てて手を引っ込めて知らんふりをする。容疑者は「この人が犯人です!貴方、さっき痴漢してたでしょ?」という被害女性?の申し立てによって特定されるしかないことが多い。


・盗みだったら盗品が残る。殺人だったら死体が残る。ひき逃げだったら車の傷が残る。…こういうのに比べたら、この「痴漢」という犯罪は、今の裁判形式を前提にした場合、男尊女卑社会も逆差別も差別も人権精神欠如も人権の暴走も関係なく、とりあえず構造的に迷宮入り=被害者の泣き寝入り?…になってしまいやすいのだ。そして「別の犯人」を誤認する可能性も相当に高い


これは社会や精神のあり方に関係なく、その犯罪の形式上、構造的にどうすることもできない問題なのである、そもそもが。形式上必然的に。もちろん憎むべき犯罪であり、被害者には同情を禁じえないが、「迷宮入りじゃなければ冤罪が発生しやすい」という点は、この犯罪のそもそものカタチとしてどうすることもできない。


で現実問題としては深刻な話ではあるが、個人的にはこの問題をドラマ化するなら

「その主人公が『本当にやっていたのか、いなかったのか分からない』ような演出でドラマを作ったほうが面白い」


「『間違いだ、冤罪だ!』と必死で訴える男性容疑者と、実際に痴漢され『間違いなくあの人が犯人です!それなのにしらばっくれて・・・』と本気で怒っている女性被害者を、五分五分の視点で描いたら面白い。どうせならコラボ企画で、二つの一人称で男性側・女性側の別々の作品(ドラマでも小説でも漫画でも)をつくったら?」

つうのを考えていたのね。
このドラマがそれに少しでも近いかどうか、実は私はこの作品を公式サイトの紹介と、朝日新聞で9月28日に掲載された番組紹介でしか知りません。
ただ、タイトルが
それでもボクはやってない」→から→「誰かが嘘をついている
ということなので、たぶん私の思っている方向で進化しているだろうなぁと(笑)。
前もいったけど、今、それに一番近い気がしている(裁判を描きつつ、”被害者”が本当に正義かは分からん!という描き方)のは漫画「弁護士のくず」。

弁護士のくず 2 (ビッグコミックス)

弁護士のくず 2 (ビッグコミックス)

なんにせよ一種の、広い意味でのミステリー、推理的な面もあるでしょうから「相棒」ファンも相当流れるでしょう。


わたしも格闘技ファンだから、TBSさんが一生懸命ゴールデンタイムで地上波放送してくれるのを差し置いて、こっちをご覧ください、とはいいませんよ。
言いませんけどね・・・・