【となりのビッグブラザー】
新幹線客室にも防犯カメラ設置へ
7月6日 16時27分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150706/k10010140931000.html
JR東海の柘植康英社長は6日、大阪市で記者会見し、東海道新幹線で男がガソリンをかぶって火をつけ乗客の女性が巻き込まれ死亡した事件を受けて、安全対策を強化するため、防犯カメラを、これまで設置していなかった車両の客室にも設置する方針を明らかにしました。
(略)
安全対策を強化するため、防犯カメラをデッキの乗降口だけでなく、これまで設置していなかった客室や化粧室がある通路にも新たに設置する方針を明らかにしました。
これによって、新幹線1編成当たりの防犯カメラの台数は60台から105台に増えるということで、JR東海とJR西日本は平成28年度から合わせて136編成の新幹線に順次、設置するとしています。
基本的に、今回の事件の肝は「自分が死ぬことを覚悟でやる犯罪は極めて防ぎにくい」という別の話に属する。
ドイツ航空機、副操縦士は「皆が僕の名前を知る」と言っていた…そこから連想http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150329/p3
それでも、「犯罪をふせぐには防犯カメラだ」という議論は、つぎつぎと社会に浸透していってるなあ、という印象だ。そして、そうなるのも仕方ない実績を次々と挙げているのも事実だ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141128/p2
でも少し議論を紹介しているが、痴漢犯罪、あるいは冤罪の問題でも、それをふせぐひとつの力として「車両に防犯カメラを設置すればいい」という議論はある。
こちらのほうも、将来的にはたぶん導入される気がする。
※「となりのビッグブラザー」とは?
当道場本舗の造語です。準タグ的にも使っており、この語で当ブログ内を検索すると関連記事が出ます。
(1)技術が進歩しまくり、
(2)そして普及しまくることで、
(3)「フツーの人」にかつては権力機関や専門家など少数の人しかできなかったことができるようになり、
(4)その一方で、そういう少数限定の時には可能であった歯止めやブレーキがなくなってしまう・・・
という、諸々の社会現象のことをそう呼んでいます。