「反軍演説」で知られる斎藤隆夫。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E9%9A%86%E5%A4%AB
8月28日、読売新聞に日本史研究家の磯田道史が書いたコラム「古今あちこち」によると、磯田氏がまだ学生(院生)時代の15年前、露天商から買った色紙が、
「第七十五帝国議会去感(※ママ。註あり、記事の最後をご覧ください)・斎藤隆夫」と記されていたという。
吾が言は即ち是れ万人の声
褒貶毀誉は世評に委す
請う百年青史の上を看る事を
正邪曲直自ずから分明
磯田は言う。
「読んで涙が出てきた。斎藤は『百年後の歴史の上』をみて国を誤らぬよう命がけで自説を述べたのだ。自分は歴史家の卵だ。自分がきちんと歴史を書かねば正しいことをして不遇に終わった人物は犬死にになる、と思った。」
本日、これから投票に行くが、まだだれに投票しようか迷っている人もいるだろう。
だが、要は国の大事に及んでこういうことを言える政治家を選べばいいのである。
単純なんだか
めちゃくちゃ難しいんだか分からないアドバイスになってしまったが。
註
(別ページ https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/20121111/p4 のコメント欄より)
大嶋
第七十五帝国議会「去感」
これは管理人の読みでしょうか? それとも磯田先生でしょうか?
いずれにしてもオリジナルをご覧になってますか? 色紙では確かに「去」に近いのですが、でも点がひとつ多くありませんか?
去感なんて言葉ありません。
これは「志感」です。「感ヲ志ルス」です。『三国志』の「志」と同じです。
齋藤隆夫先生に失礼ですのでご訂正ください。
同書(2012年10月、初版)ではやはり「去感」ですね。「達筆すぎてすぐには判読できなかった」「…と読めた」などの記述もあります。実物を確かに見ていないので、仰る内容を確認できませんから、いま現在はコメントを記事に盛り込み注釈をつける形にさせていただきます。