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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「ブラッドレー効果」は米国を揺るがすか

東京新聞アメリカ記事は、なぜか普通と違う視点、切り口があって時々おもしろいのだが、一部では知られている「ブラッドレー効果」を数日前に取り上げていた。

同効果は、簡単に言っちゃえば・・・「黒人候補は、世論調査の支持率より実際の得票は数パーセント低い」ということらしい。
もう理由をいうまでもないけど
「『差別いくない』というタテマエが頭にあるから、世論調査の時には黒人候補支持と答えるけど、実際は白人に投票する人が一定の割合でいる」ということらしい。

今回のオバマの予備選で、その傾向が維持されているかどうか、変化もわかるはずだけど、そういうこともあるということで。


ただ、タテマエでもそこまで人の心理に反差別が刷り込まれているのもある意味進歩だろう。二ッガーに投票なんかするかよ!というあからさまな偏見があったらこんな効果もないのだから。


http://www.afpbb.com/article/politics/2400429/2991394

・・・米国の政治史では、人種が理由で選挙に敗れる現象が「The Bradley Effect(ブラッドレー効果)」という名で知られている。1982年のカリフォルニア(California)州知事選で、世論調査では大きくリードしていたトム・ブラッドレー(Tom Bradley)元ロサンゼルス(Los Angeles)市長が敗れたことに由来する。世論調査に答えた有権者の多くはアフリカ系米国人の知事に抵抗はないと答えていたが、投票結果でそれが偽りだったことが明らかとなった。

「労働者階級の白人有権者にとって、人種は非常に大きな意味を持つ」と指摘するのは、クイニピアック大学(Quinnipiac University) の世論調査機関のクレイ・リチャード(Clay Richards)氏だ。「その意味がどれだけ大きいかは分からない。しかし、高齢の白人有権者の中に黒人候補を大統領に選ぶことに抵抗を感じる人がいることは事実だ」と話す。