上で「私は君の意見に反対だが…」を探していた時に一緒に見つけた話。
http://www.eonet.ne.jp/~m-hirose/ijinden/11gatu/1121.htm
彼の著書はたえず検閲にねらわれていました。しかし、著書が焼き払われるという判決が下ったとき、ボルテールは「私の本は栗と同じだ。よく焼くほどよく売れる。」といったと伝えられています
http://www.shinkin.co.jp/obishin/gallery/talk/talk77/milk.html
「本を焼くところでは、やがて人を焼く」(ハインリッヒ・ハイネ)という言葉があります。
これは有名。ナチスドイツはこの焚書をおおっぴらにやったのだが、そこにもハイネの本があったそうで。ハイネは別に、秋を愛する人ってだけじゃない。
あらー、調べていくと知らなかったことがわかってくるなあ。
http://takamoto.stay.jp/archives/article/4550.html
ドイツではナチスの時代に、国の方針に邪魔になる書物は見世物にしてどんどん焼きました。ベルリンの大通りウンターデンリンデン沿いに広場があって(バーベル広場)、そこで本が山積にされて大きな炎ができたそうです。・・・・
・・・その広場の地面の一角は穴があいていて、ガラス戸がはめられています。のぞくと、中の白い本棚がみえるのみ。……焚書の歴史を記憶から消さないようにというメッセージが込められたメニュメントです。……広場の前に今度は大きな本の形をした彫刻がおかれています
上の帯広図書館員さんの文章ものこしておこう。
イラク侵攻が始まった二〇〇三年、バグダッドに次ぐイラク第二の都市であり、最大の貿易港を持ち、文化の中心都市でもあったバスラで、一人の図書館員が蔵書の七十%の三万冊の本を自分の家と何人かの友達の家に運び出しました。戦火の広がる中、彼女を駆り立てたのは、本に記された自分達の歴史を失うことへの恐れでした。図書館が燃え落ちたのはそれから九日後のことです。『バスラの図書館員』(ジャネットウインター著 晶文社)
21世紀の「敦煌」ですね。
個人的にはこういう「記録を後世に残そうと努力する人々の物語」はなぜか惹かれるので、あとでまとめてみたい。
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