やはり聞いたときは驚いた。まずはやはり誰であっても、お悔やみ申し上げたい。
そしてここからは権力者へのスタンスとして遠慮はなしに論評するが、意外だったのは「あいつ、そんなに小心者だったのか」です。政治家なら最後の最後まで、汚名にまみれても世間から後ろ指を指されても命惜しさにこの世にしがみつく、そんな感じなのかと思っていた。
なにしろ「ナントカ還元水」とか平気でいえるんだから。でも今思えばあれも苦し紛れのことを追い詰められて言ってしまう小心さの表れなのかもしれないし。
今回の報道で経歴をあらためて見ると、彼も元官僚。「秘書や県議上がりは疑惑に関しては打たれづよいが、官僚はタフでない」という議論はやっぱり正しいのかしら。
追悼文には「農政に関しては、極めて政策通ではあった」とある。そうなのだろう、輸出を行う「攻めの農政」とかBSE、中国野菜などについて軌道をうまく修正していた部分は知っている。
何にせよ年金問題とあわせ、これで安倍政権が参議院選挙で大敗することは避けられなくなった(選んだ自分が悪いがな。故松岡氏が一議員であったら事務所経費も談合もあまりダメージにはならなかったろう)。それを織り込んだ上で、さて政局はどう動くか。