川内康範が「『おふくろさん』を森進一には歌わせない」ということで騒動になっているそうです。
つうか「おふくろさん」が彼の作詞とはね。
川内氏は、ブログにも書かれている竹熊健太郎氏の「箆棒な人々」のインタビューとか、グリコ森永事件での「俺が代わりに金を出すから脅迫をやめろ」という途方も無い解決策とか、湾岸戦争批判とか、時々世間が「あららら?」と何か不思議な引っ掛かりをするような人として印象に残っていた。
また、自分たちが今見て面白いというものじゃないだろうが「月光仮面」が今や日本初世界、のコンテンツになった「異形の等身大ヒーローを描く連続テレビドラマ」の嚆矢になったことも間違いない。
だが、川内康範といえば、もうひとつの業績を忘れちゃあいけない。
彼がその後、70年代の怪獣ブームに「レインボーマン」「コンドールマン」のニ作品を原作者として世に問うたのだが、さすがにあらゆるエンターテインメントが洗練されていきつつあったその頃には「何かヘン?」という印象のほうが強くなっていった(笑)。
特に凄いのは、なんといってもエンディングテーマ。
昔のこういうドラマは与野党平等というか(笑)、OPはヒーローを、EDは悪の側を歌うというステキな慣習があったのだが、上記ニ作品のEDが本当にぶっとんだものでねえ。
ザ・モンスター
ウッヒヒ ウッヒヒ ウッヒヒのヒッ おいらの名前は ゼニクレジー
ウッヒヒ ウッヒヒ ウッヒヒのヒッ そんなにきらうなおれさまは
銭に狂った人間さまの こころが産んだ欲の虫
ウッヒヒ ウッヒヒ ウッヒヒのヒッ おいらは化物 ゼニクレージー
うーん、これはだれかYOUTUBEを見つけてください。
伊集院光が「ヘンなうた」を腕によりを掛けてアンソロジーしたときも堂々選定されていた(笑)
http://zerodama.com/ura0/sugouta/sugo1.htm
死ね 死ね 死ね死ね死ね死ね 死んじまえ
黄色い豚めを やっつけろ
金で心を汚してしまえ死ね (Ah!) 死ね (Woo!) 死ね死ね
日本人は邪魔っけだ!黄色い日本ぶっ潰せ 死ね死ね死ね 死ね死ね死ね
世界の地図から消しちまえ! 死ね!
死ね死ね死ね 死ね死ね死ね
これはフラッシュがあった。
http://exhaust-gas.concon.jp/flash/shine.swf
で、結論として、森進一氏は「おふくろさん」を封印。
代わりにコンサートでは「ザ・モンスター」を歌うというのはどうでしょうか?(笑)
「ゼニに狂った人間さまの・・・」なんて、情感を込めて歌ってくれるかもしれないし(笑)。
【参考】たけくまメモ「森進一はどうすべきか」
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_11a2.html