ひさしぶりにちょっと時事ネタ書くか。
http://opendoors.asahi.com/data/detail/7818.shtml
対談 時代と表現
小林よしのり 漫画家
vs.
論座 薬師寺克行編集長
諸君の目次とまとめて、全目次は
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070101
にも転載した。
内容は、とくに「激突対談」ではない。
ご存知の通り、小林は対米をめぐって保守の中で違う潮流を作っているしね。
で、これは編集後記で編集長本人が書いてるけど、去年論座は二回「完売御礼」があり、それは二つとも保守を論じたもの(ひとつはナベツネと若宮啓文の対談、二つ目はずばり「保守論壇」特集)
そうなりゃ味をしめるのはビジネスとしても当然であって、新書で朝鮮半島をテーマに産経黒田と朝日市川が対談本を出しているように、「対保守対話路線」は当分続いていくでしょう。
これは実は朝日の中で出版部が傍流で、もともと保守的傾向が傍流になりがちということもあるし(笑)、また何階か書いたけど、若宮氏の主筆就任は基本的に朝日がゆっーーーくり方向を転換し、現実路線というかグンカの足音が聞こえる路線(笑)にゆーーーーーっくり行っていることを示している、ということでもあるだろう。
と同時に、これも何度も書いたが朝日はこれまで「正しいものの見方はこうである。以上」と言い捨てるだけで、田とは対話も批判もする価値が無い、という「絶対価値の提示者」を標榜していた。
しかし、今ようやく「価値観を世間に浸透させるには、反対者と対話、批判をしなきゃいけない」と認識したって部分も大きいです。
んで、この結果、朝日のほうが取り込まれていく可能性が大きいのではないかと見てます(笑)